理想のリーダー像とは?

https://limo.media/articles/-/10445

上司つまりチーム内におけるリーダー像として理想的な人物とは、どんな人物でしょうか?

上に挙げた記事にあるように、チームが強くなるにはまずそのチームが多様性のある集団であること、つまり多くの異なった意見が出やすい人材が集まっていることが条件であり、そして重要なのが、その異なった意見が言いやすい環境を作ることだと思います。

では、どうすれば多くの異なった意見が出やすい環境を作り出すことが出来るのか、またその異なった意見をどうまとめ、そして決まったことを不満を出す者なくチームとして実行できるのか、それが出来るかどうかがリーダーの腕の見せ所です。

リーダー像として、ほとんどの人がパッと浮かぶのは、カリスマ性があり、とにかくオレについて来い!的な魅力のある人物です。
確かに、力強く引っ張ってもらえると、引っ張られる方としては楽なので、ついそのまま言う通りにしてしまいます。
ただリーダーシップが前面に出過ぎるこのタイプがリーダーである場合、下の人間はたいていの場合ついていくだけになってしまうので、部下の自立心が育ちにくく、人材が育ちにくいという弊害を生みます。
またその強いリーダーが、倫理的にも能力的にも間違いのない人ならまだいいのですが、これが力強さだけの人であるのなら、皆委縮して意見を表立っては言えず、ただ不満だけがたまり、チームとしての団結力がなくなるのは目に見えていますね。

では、どういうタイプがリーダーとして相応しいのか。
個人的には、自らが目立つことなくとも部下が気持ちよく仕事が出来るように気配りが出来、また何かあった時には、ちゃんと責任を取れる人が優れたリーダーであると思います。
どうもリーダーになると、自ら先頭を切って何かをしなければならないと思っている人が多いのですが、リーダーが一番しなければいけないことは、部下たちの意見に耳を傾ける事であり、その中から重要なものを拾い出し、そしてそれをみんなで話うようにまとめることです。
地味でいいんです。主役にならなくてもいいんです。
どうしても、それじゃ自分が評価されないと憤る人がいるかもしれませんが、見ている人はちゃんと見ているから大丈夫です。

それと感情的にならずに、冷静に対処が出来ることも大事ですね。
そういった視線で、会社内の人材を見て見ると、意外な人物が実はリーダーに向いているんじゃないかとか、これまでとは少し違った視点が見えているかもしれませんね。