NPOの財源の特徴

NPOをはじめとする非営利活動法人の財源収入は、主に以下の三つに分類することが出来ます。

・事業収入
・補助金、助成金
・寄付、会費

どの収入がメインとなっているかは、団体によって異なり、また中にはこのうちの全部を収入源にしているわけではない団体もあるでしょう。
ただ効率性や相乗効果を考えれば、この三つの収入を同時に得ることで団体の継続性がより高い可能性で図られることは間違いなさそうですね。

多様な財源を持つことで得られるメリットは、何よりも収入を安定させることが出来るということです。何かあった時のために備えるという意味でも、財源が複数あるに越したことはありません。これらの財源をバランスよく有することが出来るように経営するのが一つの理想的な運営の姿であると思います。

ただ確かに例えば始めたばかりの団体にとって、いきなり色々な財源獲得に手を出すのは大変かもしれませんね。
しかし複数の財源を持つことで、その相乗効果は間違いなく上がるので、最初はなかなかうまくいかなかったとしても、とにかく上記の三つの財源獲得の可能性をそれぞれ探ってみる手はないと思います。

たとえそれぞれの財源のバランスが悪かったとしても、三つの財源獲得を行うことで長期的には必ず効果がありますからね。

ちなみにそれぞれの財源がほかの財源に与える相乗効果の例を挙げて言えば、

・モノの購入やサービスの利用をキッカケに会員や寄付者を増やす。
・会員や寄付者が多い、または事業収入を得ているという信用力をもとに、補助金・助成金を得る。
・補助金・助成金を生かして新規事業を立ち上げる。

 
などとちょっと考えただけで色々とあります。このような相乗効果を頭に入れながら、団体の財源戦略を検討することで、より安定的で効率的な運営を目指すことが出来ますね。

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