人手不足を嘆く組織が陥る矛盾

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人手不足を嘆いている組織が陥る矛盾を描いた記事ですが、とても面白い記事でした。主に地方の話として書いていますが、こういう会社組織って、東京にもたくさんあります。
記事では、簡単に人手不足を嘆いている会社の矛盾を以下のようにまとめています。

1. いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたくない
2. 終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい
3. 即戦力になってほしいけど、教育投資はやりたくない
4. 積極性がほしいけど、自分には従順に従ってほしい

端的ですね。そしてその通りです。とにかく現状を守りたい、既得権益は守りたいけれど、収益は上げたい。そんな矛盾がモロに人材の登用や育成に影響でまくっているんですね。本当に、いつまでバブルの時代を引きづっているのか。
平成30年の間に、世の中はとっくに変わっているんですよね。そのあたりを分かった上、まずは組織そのもののあり方を変えて行かないと、この先、どんな組織も行きも乗って行くことが難しいことは明白です。
でも、人間、大きく変えたり、変えたがゆえに自分の居場所がなくなるかもしれない、と思うのが嫌なんですよね。
まあ、年を取るにつれて、新しいことを学ぶのが億劫だったり、どうにか逃げ切りたいという気持ちはわかります。でも、おちおちしていると、すべてがダメになってしまうかもしれないという状況に直面しているのが、今の日本経済なんです。

とにかく、まずは人を育てること。賃金を含め、そのための投資を渋らないこと。そして、前時代のルールに囚われず、若い人間に任せられるところは任せていくこと。

簡単なことなんですけれどね。なかなかそれが出来なんですよね。