セブン‐イレブンやファミリマートよりもミニストップを応援したくなる理由

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21年度から始まるミニストップの利益分配モデルとてもいいと思います!

コンビニのフランチャイズ店って、これまでどこも一定のロイヤルティは必ず支払う契約になっていて、どんなに人件費がかかろうが、廃棄物が出ようが関係なく、それは全部店の負担になっていたんですよね。それでいて、本部からはどんどんと品物を売るように迫られたり、有名話ではクリスマスケーキや恵方巻なんかはノルマを勝手に決められてね。結局、店長やバイトが自腹で買うとかいう話がバカバカ出てきていたんですよね。
さすがに最近はノルマはまずいって話になっていますけれど、少子高齢化とコロナ禍で人材不足が甚だしく、フランチャイズの店長は、バイトを高額で雇ったり、ほとんど自分でシフトに入ったりと地獄を見ているんですよね。
しかも、そんな状態にあっても、本部はそれはそれで、決められたロイヤリティはキチンと払えよって。

そんな業界の悪習に風穴を開けるべく、ミニストップは考えを改めたようです。
ようするに最初に決められたロイヤリティを求めるのではなく、人材費や廃棄コストなどを差し引いたうえで、純利益に応じてそこからロイヤリティを得るという考え方にシフトしたそうです。
もちろん課題はあります。
まず本部が得られるお金が減ります。
なので、売上そのものはこれからもっと上げていかなくちゃいけません。
でもこの新しいやり方では、時世に左右される人件費の高騰などに対して、本部も責任を負うというのだから正しいと思います。
ていうか、都合の悪いことばかりを現場に押し付けていたら、現場は疲弊して誰もフランチャイズなんてやりたくならなくなりますからね。
持続可能性を考えれば、今回のミニストップのシフトチェンジは英断だと思います。

近所に一軒しかありませんが、ぜひぜひ贔屓にしたいですね。