幸せになるために最も必要なもの

思春期の子にせこい損得勘定を刷り込む親の盲点いま話題の「非認知能力」よりもっと大事なこと

ああ、何かこれはわかる話です。

ようするに、これまではいわゆるIQテストで測れるような知能の高さを示す認知能力がその人間の経済的な成功や幸福感をもたらすと考えられてきたのが、実はその相関関係があまりないことがわかってきた。それに代わって「根性」「意欲」「社会性」「勤勉」などいわゆる非認知能力と呼ばれるものの方が人生を豊かにするという意味で大事だということがわかってきたんですね。でも確かにそれらは経済的な成功をもたらしても、幸せを保障してくれるものではない。その人が幸福感を得るためには、認知能力、非認知能力に関わらず、幼少期に自分がどんなことに興味があり、好奇心を抱いてきたのか、その気持ちを抱き続けて自分の軸を形成していくことが大事だというのです。

そうですね。確かに地頭のよさややり抜く力も大事ですけれど、つまるところ人間は、自分の興味があることややりたいことをすることが出来て初めて達成感や充実感を得られるんですよね。

いくらお金を得ることができる仕事に就いていても、興味なくモチベーション低くそれを行うなら、それは幸せではない。もちろんお金や地位を得ることそのものが幸福感を生むのだという人もいると思いますが、果たしてそうした幸福感がいつまで続くのか、歳をとって死ぬときにそれだけがあっても本当に幸せな気持ちになれるのかちょっと疑問です。

今わたしにも二人の小学生の娘がおりますが、日々の生活の中だと、どうしても目の前の勉強とか、友達との人間関係とかそちらの方ばかりに目が行ってしまいます。
もちろんそれも大事なことであることは間違いないのですけれども、そうした生活の中でも、子どもたちが何がしたいのかによく耳を傾け、それをするための手助けをすることこそが親の役割であるような気がしました。
親が子どもの将来にこうなってもらいたいっていうのは、多分親のエゴでしかなくて、親は子どもがどうすれば自分自身で幸せを感じられるようになるのか、そのことを一番に考えることが大事なんですよね。
どうしても、日々の喧騒の中では忘れがちにはなってしまいそうですが、今そう思ったことを忘れずに子育てを続けていきたいですね。