塩野義製薬「週休三日選択可能」に、企業としての勢いを感じる

塩野義、希望者に週休3日制 来年度から

塩野義製薬が攻めてます
国産ワクチンの生産が叫ばれる中で、実用近くまで進んでいるのがこの塩野義です。
しかもここはワクチンだけでなく、飲み薬とか特効薬までも作ろうとしているんですよね。

日本でワクチン生産が遅れたのは、産官学で感染症に対する開発基盤を作ってこなかったからですね。
インフルエンザのワクチンなどを作る不活化ワクチンという伝統的な技術しかなく、圧倒的に開発が早かったファイザーと米モデルナのmRNAワクチン、英アストラゼネカと米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のウイルスベクターワクチン、米ノババックスの組み換えタンパク質ワクチンの3つの開発基盤がなかったんです。

でもここにきて国内ワクチンの開発に着手し、臨床試験にまで進んでいる4社のうちの一社がこの塩野義製薬です。

記事では、学び直しために週休三日を認めるという話で、副業も認めるそうです。
これは本当にこれからの働き方に合ったやり方だと思います。
散々自己責任論で生産性のなさを個人の責任にしながらも、その個人に学ぶ時間すら与えて来なかったのがこれまでの日本企業の在り方です。
スキルを身に着けたければ、寝ないでやったり、電車の中でやったりと、無茶をしなくちゃいけないのが日本社会だったんです。
これに子育てや介護が加われば、そりゃ無理ですよね。

でも、最近わずかですが、こうやって週休三日や副業を認めるところがポツポツと出始めている。
これはとてもいい兆候だと思います。
余裕があるときに、社員がスキルアップできれば、絶対にその会社にとってプラスですし、もちろん社員にとってもいいことですからウィンウィンです。

塩野義製薬、やることちゃんとやってるって感じですね。
勢いのある会社は、このあたりが違う気がします。