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労働を考える

女児置き去り死で思う、余裕のない働き方の害

「命を預かる仕事なのに」”女児置き去り死”で現役保育士のてぃ先生、保育業界の異常さ嘆く「欠席理由を心配できない余裕の無さが当たり前」 静岡県の園児のバス置き去り死事件の話ですが、確かにこれは酷いですね。 ついこの間、似たような事件があったばかりなのに、どうして「確認をする」という簡単なことが出来なかったんですかね。 この事件については、明らかに当該の園に責任があるわけで、この園を擁護するつもりは毛 […]

「純血主義」を貫くほど、古臭くなっていく日本企業

増える若者の非正規…「純血主義」を貫く日本企業の正体 日本企業の風土を説明した話ですが、なるほどその通りだと思いますした。 簡単に説明すると、人生のすべてを会社に捧げ(フルコミット)、どんな命令にも絶対に従い(ヒエラルキー)、新卒で若くして入社した純血の人だけが優遇され、よそ者は入りづらい(クローズ)のこの三つの暗黙の了解があり、この三つをクリアした人だけが保護されるという仕組みになっ […]

すき家のワンオペだけじゃない。効率化という名の過度な人件費削りに疑問

「妻は厨房で倒れ、3時間放置されて死んだ」牛丼チェーン「すき家」パート女性が”早朝ワンオペ勤務中”に突然死していた!《再び起きた”ワンオペ”の悲劇》 すき家のワンオペ、まだやっていたんですね……。 ここのワンオペが社会問題にまで発展したのは、2014年、今から8年前ですか。 さすがに世の中から叩かれまくっていたので、すき家を運営するゼンショーは、是正を余儀なくされて、人手不 […]

知床遊覧船事故から見える日本社会凋落の理由

社長が代わり「全員解雇」運航会社“安全管理”に問題は…知床観光船事故11人死亡 非常に痛ましい事故です。 ただこの事故は運の悪さが原因ではなく、明らかに人災です。色々な取材がされる中で、運航会社が安全性よりも利益を優先させていたことは否めなくなってきましたね。 特にこの人材軽視の話には憤りを超えて呆れてしまいました。 ようするに、2年前に社長が代わるまではこの運航会社にはベテランの船乗りが何人も在 […]

成果も出せず、自らの地位に甘んじてあぐらをかいているだけの経営者にはNOを突きつけよう

日本だけ給料が上がらない謎…「内部留保」でも「デフレ」でもない本当の元凶 これはその通りですね。 日本の賃金が上がらない理由を書いてあるんですけれど、そもそもの原因を辿っていくと、経営者の資質の問題と彼らを甘やかす環境にあると言っています。 内部留保で溜めすぎという課題や最低賃金を低すぎるという課題は、確かに政策としてこれから取り組んでいかなければいけない問題ではあるんですけれど、そも […]

「生産性」ではなく「賃金分配率」に注目せよ。

日本人の賃金が停滞し続ける「日本特有」の理由国の賃金を決定的に左右するのは何なのか 日本の生産性が悪い。 だから、日本の賃金は低いままで、韓国にすら抜かれてしまった。という話はもはや至るところでされていて、すでに常識とすらなりつつあります。 でも、上記の記事によれば、結果的に日本の賃金が低いということは正しくても、そこに至る理由が「日本人の生産性が低い」という一言で済ませてしまうのは、いかに乱暴な […]

「上司ガチャ」を嘆くことは、本当に「逃げ」なのか?

三崎優太氏が〝上司ガチャ〟に言及「ガチャとかいって運に委ねている時点で終わり」 親ガチャに続いて、上司ガチャという言葉が出てきましたね。 確かに、親と同じで、会社に入ってしまえば、上司を選ぶことはなかなか出来ず、パワハラ、セクハラが当たり前の上司に下についてしまったときは地獄です。 上記の記事では、「青汁王子」こと三崎優太氏が、「親と違って上司は選べるのだから嫌だったら辞めればいい、運任せにするな […]

日本式人事部のあり方から、日本の生産性の低下を考える

「日本の人事部」が世界と比べて「圧倒的にレベルが低い」ワケ かねてから言われている日本の生産性の悪さを「人事部」に焦点を当てて語った記事ですが、何かこの話は分かる部分はありますね。 ようするに日本の人事部は、労務管理を主たる業務としており、教育的見地が抜けている一方で、欧米の会社では人事部はいかに社員を教育していくのかという点に沿って、基本的に人材配置や労務管理を考えるという話です。 日本の場合、 […]

非正規労働を増やしたのなら、セットで最低賃金を引き上げる。これ、世界の常識で、日本の非常識なんですね。

非正規雇用が「日本の生産性」低迷させる根本理由「最低賃金の引き上げ」なくして経済の復活なし 最低賃金が引き上げられることになりましたが、まだまだ雀の涙程度ですね。日本の労働生産性を考えたとき、この最低賃金について、どう考えるのかという話になりますが、ここについて、アナリストのデービット・アトキンソンさんが的を射たことを言っています。 簡単に言えば、最低賃金を社会政策として考えるのではなく、経済政策 […]

もはやアニメまで……。中国に十八番を奪われ続ける日本社会の問題点

「日本人なら中国人の3分の1で済む」アニメ制作で進む”日中逆転”の深刻さ アニメ界で日本と中国の立場が逆転しているとい話ですね。 つい数年前まで日本のアニメのエンドクレジットの動画の役割の名前は、中国の方の名前ばかりでした。それは、中国人の方が人件費が安いという制作サイドのメリットがあったこと、そして中国人からしてみても給料が安くても日本アニメの技術を学びたいというメリット […]