GSOMIA延長と徴用工問題の解決

いやあ、驚きました。急転直下でGSOMIAの停止が延長されましたね。絶対に失効すると思っていたんですが。
正直、個人的にはかなりホッとしました。そこまで両国とも愚かではなかったのだと。また仲が悪いなりに、水面下でキチンとコミュニケーションを取っていたことはとても評価出来ることだと思います。ナショナリズムに熱くなっている両国の一部の人たちも、もう一度冷静になってほしいです。一方的に相手の意見だけを聞けとは言いませんが、感情的になり続けても、ロクなことなんてないんですからね。

もちろんGSOMIA延長に関しては、アメリカからの相当な圧力が両国にあったと思います。
しかも問題はこれだけじゃなく、輸出規制の問題、徴用工の問題と、それぞれ問題としていることが解決されない限りは、どうにもならなかったわけだから、水面下でこれらの問題の解決の糸口もつき始めたのでしょう。
メディアの話から推測すると、徴用工の問題は、韓国のムン・ヒサン議長の提案を日本も受け入れたということで間違いなさそうですね。
韓国と日本の企業及び両国の国民の寄付によって、問題を解決するという話ですが、個人的にはこれでいいと思います。これなら、両国のメンツが立ちますし、元方陽光の人たちにもお金が行きわたりますから。日本の企業も参加の意志を示しているようですし、無理やり徴収するというよりも善意という形での決着の方がいいでしょう。
絶対に韓国だけに払わせろ、奴らは信用出来ないと息巻いている人もたくさんいますが、100対0の議論は何も生みません。現時点でも、かなり日本に有利な話になっているのですから、これで納得するべきだと思います。これ以上の対立は、双方の国にとって何も良いことがないですし、大半の国民同士がいがみ合っているわけではないのですからね。

まあ、一時は本当にどうなるのかと思っていましたし、ナショナリズムの盛り上がりに危機感を覚えていましたが、本当によかったです。