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文化

「ミノタウルスの皿」

「ミノタウルスの皿」 藤子不二雄 「ドラえもん」や「パーマン」で知られる巨匠藤子F不二雄の作家人生でターニングポウントとなった言われる短編ですね。 当時連載終了が続き落ち込んでいた藤子F不二雄に、大人向けの漫画誌「ビックコミック」から依頼が来るんですよね。 一度はずっと子供向けの作品を書いてきたからという理由で藤子F不二雄は断るのですが、編集長の熱意ある説得を受けて応じたのがこの作品です。 ネタバ […]

「囚われし者たちの国 政界の刑務所に正義を訪ねて」 著 バズ・ドライシンガー

「囚われし者たちの国 政界の刑務所に正義を訪ねて」  著 バズ・ドライシンガー これはすごいルポタージュでした。刑務所から大学へのパイプラインというプログラムをアメリカで立ち上げた大学教授の著書なのですが、刑務所で教えるうちに、刑務所の在り方、司法の在り方を大きな視点で問い直したいという動機で世界中の刑務所を訪ねた歩いた記録です。 わたしたちの社会には、当たり前のように刑務所があり、悪いことをした […]

「機動戦士ガンダム THE ORIGN MSD ククルス・ドアンの島」

「機動戦士ガンダム THE ORIGN MSD ククルス・ドアンの島」 漫画 おおのじゅんじ メカニカルデザイン カトキハジメ キャラクターデザイン ことぶきつかさ 原作 矢立肇・富野由悠季 漫画原作 安彦良和 元々「ククルス・ドアンの島」はファーストガンダムのアニメの一話で放映されたものですね。 アムロが南海の島に不時着し、戦災孤児たちを連れて戦争から逃げていく脱走ジオン兵「ククルス・ドアン」と […]

〈家父長制〉は無敵じゃない 日常からさぐるフェミニストの国際政治 著 シンシア・エンロー

〈家父長制〉は無敵じゃない 日常からさぐるフェミニストの国際政治 著 シンシア・エンロー 社会の様々な場面で支配の顔を覗かせる家父長制に対して、フェミニストたちがいかに戦ってきたのかを記した本です。 男性の中には、フェミニスト=男性を攻撃する人と認識している人も多いと思いますが、この本を読むとわかりますが、フェミニストは男性そのものを攻撃しているわけではなく、家父長制がおかしいと主張しているんです […]

「紙の砦」

「紙の砦」 手塚治虫 学生の頃に衝撃を受け、のちの手塚治虫のほかの作品を貪るように読むようになったキッカケの作品です。 太平洋戦争末期に中学生だった手塚治虫の自伝的な作品ですが、子どもという弱者の視線から戦争を見つめることで、戦争とは何なのかを如実に示している作品ですね。 短い短編ですので、ネタバレにはなりますがざっと粗筋を紹介します。 物語は戦争末期。とにかく漫画が好きで、将来漫画家になりたいと […]

A man named Kai Siden.

Kai Siden… He’s a character from “Mobile Suit Gundam”. He is a crew member of White Base who fights with the main character, Amuro, and is also a pilot of the Gun Cannon. He is […]

「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーが落ちた地で」

「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーが落ちた地で」 漫画 才谷ウメタロウ 原作 矢立肇・富野由悠希 元々1999年にドリームキャストというゲーム機のソフトとして出てきた「機動戦士ガンダム」の外伝ですね。 このときのCMを覚えていますが、タイトルがものすごい印象的で、しかもゲームで操るのがガンダムではなくジムという点でものすごく気になっていました。 そして元々ゲームシナリオから発した […]

「フレンチアルプスで起きたこと」

「フレンチアルプスで起きたこと」 2014年/スウェーデン 一言で言って色々な意味で人の気持ちをざわつかせる映画でした。 物語の舞台はフランスのスキーリゾート。 そこに休暇で訪れたスウェーデン人の一家がレストランで昼食中に雪崩に巻き込まれたことから話が動き出します。 雪崩そのものの被害はなかったのですが、問題は父親が携帯電話を持って妻と小さな子ども二人を顧みずにとっさに一人で逃げ出してしまったこと […]