ポスター契約4070万。その価格が相場通りの適正であると自信を持って言えるのか?

どう考えても厚生労働省のポスターの契約が4070万もするというのが引っ掛かかります。
色々と調べたところ、やはり吉本が政府に相当食い込んでいるからそんな高い値段になっているようですが、でもそもそもこの手の相場が全然表に出てきていないということが問題のように思えます。
たとえば、農作物を売る人は常に相場に左右されるわけで、豊作であっても、凶作であっても収入は減ります。
それだけじゃなく、大抵のモノを売る仕事もサービスを売る仕事も、当然オープンな市場の相場に左右されているわけで、何かその相場自体の信ぴょう性が基本的によく分からないというのはどうかと思うんですよね。
妻が以前弁護士事務所に勤めていた時、相談料や慰謝料の額がかなりいい加減な言い値で決められていたことに驚いていました。もちろん、ちゃんと計算し、相場などを考える弁護士も多いとは思うんですが、価格設定があってないような状況は一体どうなんでしょうね。
おそらくこのポスターの契約の話にしても、庶民感覚ではおかしいと思っても、業界の人は、みんなそういう価格だよと、それが常識だからと、取り合わないと思います。むしろ、素人が何を言っているんだよ、と。
でも、その業界の偉い人たちばかりが勝手に決めている相場って、本当に正しいのでしょうかね。
業界の人が単にそれが正しい相場だと思い込んでいるだけで、本当はみんな適当に決められていること知らないだけで、それが正しいものだと思い込んでいるだけじゃないですかね。
いわゆるカントの純粋理性批判みたいな話ですが、ようするに天動説が正しいのが当たり前みたいな。

一部のこうした相場だけが結果的に優遇されるような形になって、何となく隠されているのはどうかともいます。
何か、もっとこういったものが業界内にいなくても簡単に調べられて、周知の話としてもっとオープンな話になるような仕組みは作ってほしいです。
そうじゃないと、何かお金の流れがちょっと不公平すぎます。
しかもそこに税金が使われている話なら、本当にちゃんと調べて契約してほしいです。

たぶん、吉本と大手の広告代理店がからんでいるので、大手のメディアは忖度して、これ以上この話には深入りして行かないと思います。
自分たちも同じ穴の狢かもしれませんからね。
どこまでいっても、国民をバカにしたような感じ、本当にどうにかなりませんかね。。。