本当に今の若者は使えないのか?

https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190520-00017758-argent-column

「若手社員」をどう育てるのか?という記事ですが、とてもバイアスを感じます。今の若者に合った教育をした方がいいという面ではそうなのかもしれませんが、そこで描かれている若者像がいかに自尊心だけが強くその反面でナイーブで、ダメなのかがこれでもかというほど語られ、ストレス耐性が強く、我慢強いことがいかにいいか、どういう風にしょうがない若者を育てていくのかという、主観が強すぎて、ちょっと読むのがしんどくなりました。
わたしは、もはや若者ではない年齢ですが、年齢が高くなるほど、自分たちの価値観が正しく、若者は甘っちょろいとばかり決めつけいく中高年の態度にはホントにうんざりします。個性が強い。やりたいことをやりたい。それでいいじゃないですか。何か問題があれば、自分自身で考えていけばいいんですよ。大事なのは、やりたいことだけをやることじゃなく、そのことを意味や、合理性をちゃんと若者自身がちゃんと自分で説明できるかどうかです。
わたしに言わせれば、たいていの場合、若者が使えないのじゃなくて、先輩がちゃんと教えないのが悪いんですよ。
とにかく我慢しろという、マッチョな昭和の考え方の方が正直どうかと思います。我慢ばかりしていたところで、その先には何もありません。会社が何かをしてくれるわけじゃありませんしね。いい加減、自分が大変だったから、お前も大変な思いをするのは当然だ、っていう中学の部活のような論理は捨てましょう。