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中南米にあるコスタリカという国を知っているでしょうか? 実はこの国、様々な調査において幸福度1位が常連の国なんです。先進国でもなく、経済大国でもない国が何故にそうなのか、気になるところですが、上記の二つの記事はそのことを分かりやすく説明してくれています。
このコスタリカという国で、一番特徴的なのが軍隊がないという点です。日本に次いで平和憲法を制定し、実際に軍隊をなくした国なんですね。本当になくしちゃっていいの? 他国から侵略されないの? と心配してしまいますが、それが大丈夫で、これまでのところ周りの中南米の国が内戦に明け暮れる中で、立派に平和を保っています。
そして、軍隊をなくすことでメリットが増えます。それはお金です。通常、軍隊の維持にかけるべきお金を教育に投資しているので、この国の教育水準はとても高く識字率も日本と大して変わりません。
また自然環境を守ることにも熱心で、そこに力を入れた結果、世界中から観光客が来ているのです。しかも、自然エネルギーへの転換も熱心で、もはやこの国は水力や風力エネルギーで支えられており、自然エネルギー100%のいわゆるカーボンフリーの実現がすぐそこに見えてきています。
ここまで書いたところで、何という理想的な国だと羨ましく思いますよね。
確かに、軍隊がなくとも、そもそもアメリカとの関係があってのことであるし、警察組織がある程度軍隊に見合った働きをしているという点はあります。
また問題が何もないわけじゃなく、ほかの中南米の国と同様に麻薬の問題はありますし、移民が流入してからは失業率が上がっていることも事実です。
でも、ここまで理想を体現させようと頑張っている国はほかにありません。
そして、こういう国が存在していることが、世界にとってとても大事なことなのだと言えます。
軍隊をなくせという話になると、どうしてもじゃあ、誰が守るんだとか、他国に侵略をされていいのかとかそういう話になってしまい、まるでそんな話は理想に過ぎない絵空事だと笑う人がいるのですが、実際にあるんですよね、軍隊がなくてもやっていけてる国が。
それはエネルギー問題など、ほかの問題でも言えます。現実に、自然エネルギー100%は絵空事じゃなく、水力発電や風力発電でその実現が見えてくるところまできているのです。自然エネルギーの旗手であったドイツですら行き詰っている中で、これはすごいことですね。
どうしても日本人は、欧米などの先進国にばかり目を向けてしまいますが、世界にはすごいことやっている国があるといういい例ですね。
ちょっと、行って見てみたくなりますね、コスタリカ。