共働き世帯の家事を救う方法

https://toyokeizai.net/articles/-/286766

専業主婦がいまや幻想となり、共働きが当たり前の日本社会にあって、家事を誰がどうやってするのかは、今や誰もが悩む話であり、家庭内で揉めるテーマであります。そんな中で、もっと楽にするにはどうすればいいのかを考えているのがこの記事です。

この記事でまず面白いのは、日本以外の国で家事がどのように配分されているのかをちゃんと考察している点です。大きく分けて二つのタイプがあり、いわゆる第三国からの貧しい移民などに外注して家政婦をやってもらうというパターンと、北欧などが行っている、政府が公的にケア・ワーカーを雇用する方法があるようです。
前者は、いわゆる格差につけこんでいるやり方であり、結局家政婦として働く移民の子の面倒は、さらに貧しい人が見るなどといった格差を助長しかねないやり方であるので、記事でも言っていますが、あまり進むべき道ではないですね、確かに。
一方で、北欧型の公的なケア・ワーカーを雇用するという話も、税収が潤沢にある北欧だからこそ出来る制度であるように思えます。

そうなると、結局、専業主婦がこれまで担ってきた役割を、今後は無理に夫婦でケンカしながらも分け合うが、どちらかが我慢するしか方法はないのかと思うのですが、この状況を打破するべく考えられた発想がなかなか面白かったです。

つまりは、最近はやりの車の配車サービスに似せたやり方で、利用者が利用したい時間だけ家事代行を雇うという方法です。しかも、満足度の評価によって値段が変わって来るという仕組みにすることで質を上げていく。また政府はそれらを行う業者に補助金を与えることで監督するという、良く出来た方法ですね。
低価格化競争にならないよう仕組みを作る等、まだまだ課題はあるとの話ですが、ぜひとも誰かに作ってもらいたいサービスですね。

政府や自治体もこういうナイスなアイデアを実現できるように、どうにか民間との協力をうまくしていってほしいです。

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