https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190712/k00/00m/010/068000chttps://mainichi.jp/senkyo/articles/20190712/k00/00m/010/068000chttps://mainichi.jp/senkyo/articles/20190712/k00/00m/010/068000c
学生ローンが近年増えているという記事です。理由は、就職氷河期世代が学生の親になり始めたから、と言っていますが、その通りですね。結局、どこかの世代に割を食わせれば、それがそのまま次の世代にも継承されてしまうんですね。
就職する時に、充分な就職口がなく、非正規になるしか道がなかった人も不憫ですが、その子どもに生まれたがゆえに、進学するのに十分な援助を受けられない子どもたちも本当に不憫です。
就職一括採用を止めるべきだという意見もあります。
終身雇用の廃止よりも、社会人上の年齢の人からしてみれば、賛成しやすい話としてまかり通っています。
でも、もしも就職一括採用を何の対策もしないまま止めてしまえば、多くの企業が若手を育成すること自体を止めてしまい、若者の育成を大学と企業で押し付け合うという現象が生まれることは必須です。
大学はそもそも就業スキルを身に着ける場ではないのに、なし崩し的に企業の予備校のようにされていってしまうでしょう。
企業はそりゃ、育成のコストを省きたいですし、即戦力ばかりが欲しいです。
しかし、それを推し進めれば、欧米や韓国などで見られるように若者の失業率が増加し、社会不安になるのは間違いはないのです。
若者の未来を奪ってはいけません。若者の未来を奪うような社会であれば、その社会に未来がなくなってしまいますからね。
もうすぐ参院選ですが、対外的な喧騒や聞こえのいい言葉に流されることなく、また機械的に人に言われるがままになるのではなく、自分が誰に投票すれば、社会がもっと良くなるのか。皆さんには、そのことを本当によく考えて、投票をしてほしいです。