https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69603https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69603https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69603
何かこういうことってきっといっぱいあるんだろうなって思わされる記事でした。
SDGsにおけるジェンダー平等の項目で、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」と外務省が作成した日本語版では訳されているのですが、問題は、エンパワメントは、「能力強化」とのみ訳されている点。
これでは、問題は女性そのものが能力が劣っているから、彼女たちをどうにかしようと言っているように聞こえてしまうという話です。
まさにその通りですね。問題は、女性たちが公平に扱われるように社会や制度、風潮などを変えていこうという話が、この訳では全然違うものになってしまうし、これを読んだ日本人男性の多くは自分たちの問題ではないとスルーしてしまうでしょう。
何か、わざとやっているのか、そもそもよくわかっていないのかわからりませんが、こういう誤訳のようなものっていっぱいあるんでしょうね。
こういうのを見せつけられると、やはり英語は自分で出来なきゃとか思ってしまいます。
ちなみにエンパワメントの意味は、記事によると、
「能力開花の妨げとなる様々な社会的抑圧や不足から解放され、社会的資源へのアクセス、対等な存在として政治・経済・社会・文化的生活への参画、権利などが満たされること。さらに、それぞれの人が本来自分に備わっている能力を最大限に活かし、自分の生活や環境を自分自身でコントロールする力を持てるようになること」
といったニュアンスの意味だそうです。
何か、この間の小泉環境大臣の「セクシー発言」もそうですが、本来の意味がちゃんと伝わらないって言うのは悲しいですね。