AUTHOR

弦巻 星之介

「北斗の拳」 著 武論尊(原作)、原哲夫(作画)

「北斗の拳」  著 武論尊(原作)、原哲夫(作画) 80年代に一世風靡したジャンプ漫画の一角ですね。 「お前もう死んでいる」のフレーズを知っている人も多いと思います。 久しぶりに再読しましたが、やはり面白い。 特にラオウと決着がつくあたりまでは一気に読めますね。 さて、改めて読んでみて不思議と思い出したのが、同じジャンプコミックスの「鬼滅の刃」。 「鬼滅」がブームになったとき、良く言われていたのが […]

埼玉西武ライオンズ 2022シーズン総括

CSも敗退してしまい、シーズンが完全に終了してしまいました。そしてついに辻監督が退任となり、松井ヘッドコーチが新監督になることも発表されましたね。 まずは辻監督には感謝しかないです。暗黒期にハマっていたライオンズをよくぞ建て直していただいたと思います。 特に18年、19年の連覇は忘れられない思い出です。 個人的には、辻監督の人柄が大好きだったんですよね。 もしも自分の上司だったら最高な上司だろうな […]

「ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を支配する」 著 ジョナサン・ゴットシャル

「ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を支配する」  著 ジョナサン・ゴットシャル 非常に色々なことを考えさせられる本でした。 今の世の中を見ていると、科学的なスキルを持った人間が社会を支配しているように見えますが、本当はそうじゃなく、世界を支配しているのは、ストーリーをもって人の感情をなびかせる能力を持った人間だという話なんですが、その通りだと思いました。 ここでいう物語とは、映画やドラマ […]

2022年プロ野球ドラフトを勝手に予想する。

さて、ペナントレースも終わり、プロ野球はドラフト会議が近づいてきましたね。 勝手に毎年の恒例としている2週間前のドラフト予想ですが、今年は飛びぬけた選手がおらず、とても難しいです。 ちょっと前までは、浅野、蛭間、矢澤がビックスリーと言われていましたが、浅野が甲子園で名をあげた一方で、蛭間は秋の6大学で絶不調。 また二刀流の矢澤の存在がかなり話を分かりにくくさせているんですよね。 二刀流といえば、ど […]

「新黒沢 最強伝説」 著 福本伸行

「新黒沢 最強伝説」  著 福本伸行 「最強伝説 黒沢」の続編ですね。 前作が主人公の黒沢の死が連想される中で終わるのですが、本作では昏睡状態であった黒沢が8年間の眠りから覚めるところで始まります。 そもそも前作がギャグマンガでありながら、読んでいるうちにどこか哲学的は話になっていく不思議な作品ですが、その傾向は本作でも受け継がれています。 前作で黒沢そのものが半ば悟りを開くような形で終わっている […]

「肉体のジェンダーを笑うな」 著 山崎ナオコーラ

「肉体のジェンダーを笑うな」  著 山崎ナオコーラ 「人のセックスを笑うな」で有名な山崎ナオコーラさんの「ジェンダー」をテーマにした作品ですね。 ガッツリとこの問題に対して正攻法をとっているというよりは、SFっぽいアプローチをしている作品です。 山崎さんらしくユーモアを交えながら話を進めているので、とても読みやすい作品でした。 中編と短編が入り混じったものになっているのですが、収録されているのは、 […]

「同志少女を敵を撃て」 著 逢坂 冬馬

「同志少女を敵を撃て」  著 逢坂 冬馬 テーマ性とエンターテイメント性を兼ね備えた傑作だと思います。 どっちをとっても、素晴らしいというのはなかなか難しいのですが、それを初めての作品で成し遂げているのですから只者じゃないですね、この作家さんは。 本屋大賞も納得です。 ソ連のスナイパーというと、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの「戦争は女の顔をしていない」をどうしても思い出してしまうのですが、本 […]

女児置き去り死で思う、余裕のない働き方の害

「命を預かる仕事なのに」”女児置き去り死”で現役保育士のてぃ先生、保育業界の異常さ嘆く「欠席理由を心配できない余裕の無さが当たり前」 静岡県の園児のバス置き去り死事件の話ですが、確かにこれは酷いですね。 ついこの間、似たような事件があったばかりなのに、どうして「確認をする」という簡単なことが出来なかったんですかね。 この事件については、明らかに当該の園に責任があるわけで、この園を擁護するつもりは毛 […]

防衛省の「事項要求」に少し怖さを感じる

防衛費「どんぶり勘定」のヤバい現実…過去最高額を越えて「6兆円」の可能性も!そして、ミサイルの値段すら隠す防衛省 防衛省が2023年度防衛費概算要求を省議決定しましたが、要求額は過去最大の5兆5947億円だそうです。 そして金額だけじゃなく、目につくのが調達する兵器などの単価を一切示さない「事項要求」ばかりとなっている点です。 まあ、ウクライナ情勢しかり、中国を強大化しかり、と不安要素がたくさんあ […]

「すべてがFになる」 著 森 博嗣

「すべてがFになる」  著 森 博嗣 森博嗣さんがメフィスト賞を受賞してセンセーショナルにデビューした作品ですね。 多くの人がベスト10に選ぶほど人気が高い作品です。 一体何が多くの人を惹きつけるのかと思って読んだのですが、なるほど納得しました。 確かにこの物語は、ミステリーの形をとりながらも、ミステリーの枠を超えた、優れた作品だと思います。 ミステリーを読む際に重要なのはいかに読み手を引っ張れる […]