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弦巻 星之介

香港、ミャンマー、アフガニスタン…自由が失われた国にわたしたちが出来る大事なこと

アフガニスタンの話を聞くと胸が痛くなりますね。 特に現地の女性はその人権をタリバンが認めるようには思えないので、今後のことを考えるだけで非常に辛いと思います。 それにしても、香港、ミャンマー、タリバンとここのところ軍事力によって民主主義が壊されるのを目の当たりにすることが多いですね。 わたしたち大抵の日本人は、いろいろな話をテレビやネットで知っても何も出来ることがなく歯痒く思っていると思います。 […]

「宮崎駿論 神々と子どもたちの物語」 著 杉田俊介

「宮崎駿論 神々と子どもたちの物語」  著 杉田俊介 アニメーション界の巨人、宮﨑駿さんを論じた本ですね。 哲学的、思想的知識が豊富であり、介護職をしているという実践的な経験を持つ著者のアプローチはなかなか独特で、読んでいて「なるほど」と思わせる論述がたくさんありました。 個人的には、宮﨑駿さんが被害者意識と加害者意識の狭間の苦しみの中で物語を作っているという話は面白かったですね。 被害者意識とい […]

日本企業が世界で負け始めた理由

日本企業本社で相次ぐ「お前は中国に染まったのか!」の声欧米企業に奪われる中国市場、その要因は管理部門の非国際化 ああ、これは何かわかる気がしますね。 ようするにアメリカでは、世論の中国への強硬論に推されて、バイデン政権も中間選挙を見据えてそれに沿った政策を打ち出さざるを得ない状況にある一方で、アメリカ企業はしたたかに変わりゆく法制の中でどうやって中国で商売するのかを考え、実際に行動しているという話 […]

日本よりも感染者が多いのに、欧米ではなぜ医療崩壊が起きないのか?その理由に納得。

「一日の感染者5万人」でも英国が「医療崩壊の心配ゼロ」の理由病院の9割が国営、データサイエンス用い医療資源を効率的に配分 欧米では感染者がはるかに多いにもかかわらず、医療崩壊が起きないのに対し、なぜ日本ではすぐに医療崩壊になってしまうのか、この記事を読んでよくわかりました。 記事では、イギリスの話をしているんですけれども、ようするに持てる医療資源を最大限に広げて、その上でそれを効率的に運用している […]

中田翔、巨人移籍で見える、上下関係で成り立つ日本社会の古くささ

中田、無償トレードで巨人へ 同僚への暴力「愚かな行為」―プロ野球 驚きました。 確かに放出の噂はずっとありましたけれど、巨人に無償トレードですか…。 昔、ダイエーから巨人に移籍した小久保選手を思い出しますね。 まあ、それだけ今の時代、パワハラまがいの暴力はダメだということです。 それにしても、考えさせられるのは、やはり日本社会に根付く縦社会の文化ですね。 部活から始まるスポーツ界の先輩後輩の上下関 […]

ロックダウンよりも、緊急時に医療資源を柔軟に使うことが出来る法整備を

「ロックダウン」法整備求める声も 政府分科会 外出自粛要請だけでは人出減らず 分科会が提案していますが、これは絶対にダメですよ。 医者として何とか感染拡大を止めたいという気持ちはわかりますが、これで憲法を変えて人流を抑制できるような力を政府がもってしまえば、政府は形の上で、国民を力ずくでコントロールしてしまう力を持つことになってしまいます。 それは、引き換えとしてあまりに代償が大きすぎます。 法律 […]

鉛筆画:真希波・マリ・イラストリアス

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズから登場するキャラクターですね。 「シン・エヴァ」においては、それまで添え物のようなキャラクターだった彼女が、実は非常に重要な人だということがわかりました。 彼女の本心を推察すればするほど、彼女が好きになってしまいましたよ。 ある意味で、レイやアスカからさらに進化した、新しい女性像の到来を予感させる人ですね。

「ハンナ・アーレント」

「ハンナ・アーレント」 2012年/ドイツ・ルクセンブルク・フランス 「イェルサレムのアイヒマン」を書いた頃の思想家・ハンナ・アーレントを描いた作品ですね。 ナチスの高級将校であり、ホロコーストにおいてユダヤ人の輸送計画を実行していたアイヒマンが逃亡先のアルゼンチンで、イスラエルの諜報機関であるモサドによって捕らえられたところから物語は始まります。 自身もドイツ系ユダヤ人であり、フランスで収容所に […]

侍ジャパン金メダルに見る、野球にあってサッカーにないもの

いやあ、侍ジャパン強かったですね。 5連勝で金メダルですか。 実績重視の選手選考に不安がささやかれ、かくゆうわたしも不安でしたが、見事です。 疑ってごめんなさい。稲葉監督。 それにしても、スコアそのものは僅差であったり、何とか逆転勝ちをしたという試合もありましたが、基本的に投手力がほかのチームに比べて安定していたので、見ていて安心して見てられましたね。何しろ、シーズンであれほど無双だった平投手をタ […]

わたしが東京オリンピックで最もスポーツマンシップを体現したと思う人。サイード・モラレイ選手を称えたい。

ソフトボールに、卓球、水泳、柔道…と連日感動を呼んでいる東京オリンピックですが、個人的現状でもっとも感動的だったシーンがあります。 それは、柔道男子81キロ級の決勝戦直後のワンシーンです。 試合に勝ったのは日本の永瀬貴規選手ですが、試合後、負けたモンゴル代表のサイード・モラレイ選手が永瀬選手の手首を取ってそのまま掲げ、永瀬選手の勝利を称えたのです。 試合後に儀礼としてどの選手も握手をしたり、軽くハ […]