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弦巻 星之介

5歳児餓死事件に思う、閉鎖されたママ友関係の危うさ

また児童虐待の痛ましい事件が福岡で起きてしまいましたね。 福岡県篠栗町で2020年4月、5歳男児に十分な食事を与えず餓死させたとして、福岡県警は、同町の無職で母親の碇利恵容疑者と知人の赤堀恵美子容疑者を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕したそうです。 赤堀容疑者はまた碇容疑者から生活保護費などをだまし取ったとして詐欺などの容疑で逮捕、起訴されています。 話をざっと聞くと、ようするにママ友して知り合った赤 […]

今年の就職活動の変化から見えてくる中高年の危機

「新卒で専門職」採用に急激に傾く企業のホンネ今までどおりでは20代若手の採用は厳しくなる 急速に時代が動いていることを感じさせますね。来年に向けての就職活動が始まったという記事なのですが、企業にも学生にも変化が起きているそうです。 具体的にはこれまで新卒一括採用の場合、企業も学生も総合職(幹部候補、様々な仕事を経験させた上で、適性のある人間が幹部にされる)を前提に話を進めてきたことに対し、今はその […]

なり手のいない保護司 その解決策を考えてみた

「まるでPTA」「やりがい搾取」高齢化と人手不足にあえぐ保護司、内側からみた課題 犯罪を犯した人を出所後に監察をする保護司が高齢化して人手不足になっているという話でした。 それはそうですよね。PTAはまだ基本的に自分の子どもの話なでしょうがないと思うところはありますが、保護司とか民生委員などをボランティアで求めること自体にかなり無理があります。ていうか、オリンピックなどもそうですが、やたらとやりが […]

先進7ヶ国中最下位の日本の賃金 まず最初にわたしたちがするべきこと

なぜ日本企業は賃上げを抑制するようになったのか 先進7カ国で最下位 日本の賃金が先進7ヶ国中最下位であることを示している記事ですが、なかなかまとまっている記事だと思います。 その理由として、 ①労働組合が機能していない。 ②非正規雇用の増加と役員報酬の高額化 ③雇用流動性の低さ ④内部留保の多さ  と以上の四点を挙げています。 ざっと見ただけで経済格差が広がるのが当たり前だという状況にあることがわ […]

「シェイプ・オブ・ウォーター」

2018年/アメリカ ギレルモ・デル・トロ監督らしいダークファンタジーの世界観を構築しながらも、しっかりとテーマを描いている作品ですね。 ヴェネツィア映画祭で金獅子賞獲ったことを皮切りに、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞と総なめにしたのも肯けます。 テーマは題名が示しています。 シェイプ・オブ・ウォーター。つまり水の形という意味ですね。 人の気持ち、人と人との関係、人と生物との関係は、水の肩のよ […]

もしも会社に出世が出来ない煉獄さんがいたら…

悲しい現実「目立つ奴ほど昇進する」の深い意味「自己アピール上手の実力者」が山ほどいる世界 これは反論しておかなければいけないと思った記事でした。 記事のあらましは、一言で言えば組織の中で出世をするためには、目立つ行為をしなくてはいけない。つまりは、目立つという行為そのものを肯定的に捉えるべきだという話です。 引き合いに出されているのは、この記事を書いた方の先輩にあたるというソフト煉獄さん(「鬼滅の […]

「文化人類学の思考法」 編 松村圭一郎、中川理、石井美保

「文化人類学の思考法」 編 松村圭一郎、中川理、石井美保 文化人類学という学問を知っているでしょうか? たぶん多くの人にとっては、どこかで聞いたことがあるかもしれないけど、具体的に説明するのはちょっと難しいと感じる学問でしょう。 その名の通り、文化人類学とは、人類の文化の在り方を学ぶ学問です。 これが深く知っていけばいくほど面白いのですが、特徴的なのはその独特の思考法と言えると思います。 この本は […]

普通に生きることを望むもかなわず、それでも普通に執着する

障害者枠で契約社員として働くADHD男性の苦悩年収150万円、同級生との格差は広がる一方 「普通に生きることを望むもかなわず、それでも普通に執着する」 重たい言葉ですね。 発達障害に苦しみ、障害者雇用でどうにか働いている人の記事でした。 何とか集中力のなさをやり過ごしながら働けてはいるものの、ミスが多く自分を卑下することが多いようです。 その上、どんなに頑張っても年収が150万円にしかならないので […]

介護虐待が起きる理由が、意外にもわたしたちにも身近な話だったこと

老人ホームで「介護職員による入居者虐待」がなくならない本当の原因 老人を縛りつける。老人を閉じ込める。食べてる途中で老人から食べ物を取り上げる。 虐待で処分される介護施設でよく見る光景です。なぜ介護施設で介護虐待が起きるのかが詳細に書かれた記事ですが、正直かなり考えさせられました。 筆者はまず偏見でも何でもなく事実として介護をする仕事に就いている人の多くがコミュニケーションが苦手な人が多いことを前 […]

「劇画オバQ」

正直こんなものを藤子不二雄先生が描いていたんだなっていう印象の本です。 舞台はオバQことQ太郎が人間界にいたとき、つまり漫画やアニメでQ太郎が描かれていたときから15年後の話です。 オバケ学校をどうにか卒業したQ太郎がまたみんなと暮らしたくて帰ってくるのですが、街並みはすっかりと変わり、以前に居候をしていた家もなくなっています。 しかも正ちゃんとは再会出来たものの、正ちゃんはすでに大人になり、結婚 […]