「アナと雪の女王2」
「アナと雪の女王2」 アメリカ/2019 エンターテイメント作品として単純に面白かったです。 CGの技術だけ見ても、四季折々の季節を見事なまでに表現していましたし、ふんだんに歌われる歌も楽しむことが出来ました。 すごく楽しかったです。でも、その反面で個人的にはディズニーの限界を知る映画であるとも思ってしまいました。 ここから先はネタバレになるので、映画を観た人だけに読んでほしいのですが、 わたし個 […]
「アナと雪の女王2」 アメリカ/2019 エンターテイメント作品として単純に面白かったです。 CGの技術だけ見ても、四季折々の季節を見事なまでに表現していましたし、ふんだんに歌われる歌も楽しむことが出来ました。 すごく楽しかったです。でも、その反面で個人的にはディズニーの限界を知る映画であるとも思ってしまいました。 ここから先はネタバレになるので、映画を観た人だけに読んでほしいのですが、 わたし個 […]
「「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい」 著 森達也 だいぶ前に読んだ本なんですけれども、思うところあってもう一度読んでみました。 改めて思うんですけれど、何か森さんの本を読むと何かちょっとホッとします。世の中には、こんなにも悩んでいる人がいて、その悩んでいるまんまの姿を見せている人がいるんだって。色々と不穏なニュースを観て、自分の良心がぐらついた時に森さんの本を読む […]
「資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐」 マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン 斎藤幸平編 資本主義が行き詰まり、格差が広がり、環境が悪化。そこにAIの脅威と悪い方ばかりに激変している現代社会に対して、世界で注目される三人のインタビューを載せた新書です。 今、何が実際に起きつつあるのか、そしてわたしたちがどうすればいいのかをそれぞれがそれぞれの言葉で教えてくれま […]
「誰が世界を支配しているのか?」 ノーム・チョムスキー 著 現代の「知の巨人」と呼ばれるノーム・チョムスキーの最新刊です。 ようするに一言でいえば、アメリカがいかに世界の格差を拡大させ、富を独り占めしているのかということがよく分かる本なのですが、それがMITの名誉教授であるチョムスキーが言っているのだから説得力があります。 この本を読めば、アメリカ企業がどうやって富を世界から、また自国の国民から搾 […]
「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」 アメリカ/1985 中学一年生くらいのときにテレビで観て、やたら面白かったという印象が強い作品です。 何となく懐かしくなって、改めて数十年ぶりに観返してみたのですが、やはりエンターテイメント作品として面白いです。 あまり有名でなく、隠れた名作となるのでしょうが、でも、作った人を見て見ると、納得。 製作総指揮がスティーブン・スピルバーグであることは知っていた […]
「男が痴漢になる理由」 著 斉藤章佳 現代日本社会の歪んだ部分を見つめ直すために、とてもいい本だと思いました。通常、イメージしているような痴漢像と本物の痴漢には、大きな隔たりがあることがこの本を読めばとてもよくわかります。 普通、痴漢とは異常な性的欲求が強い人間のように思われがちですが、本当はどちらかと言えば、真面目なタイプが多く、ストレスを抱えている人間が多いんですね。なので性的欲求を満たすとい […]
「グリーンブック」 2018年/アメリカ アカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞した作品ですね。 確かに、脚本がすこぶる上手いです。 天才黒人ピアニストとコンサートツアーの運転手として雇われた白人のロードムービーなんですが、テーマ性をきちんと押さえておきながら、台詞や伏線を上手く使って、とても見やすく仕上がっています。 典型的な、極端な性格や出自の二人がぶつかり合うことで絆を深めていくと […]
「星夜航行」 著 飯島和一 よくぞ書いてくれたというか、書くのも編集するのも大変だったんだなと思われる作品です。 豊臣秀吉のいわゆる朝鮮出兵をベースに詳しくその時の話が語られているのですが、すごくためになります。 どうしても、豊臣秀吉と言うと、立身出世の話にばかり目がいってしまい、朝鮮出兵の話は割と歴史の授業なのでもスルーされがちなのですが、これすごい重要な話なんだなというのが読んでてよく分かりま […]
「ドント・ウォーリー」 2018年 アメリカ 「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サント監督の最新作です。 身体障碍者になりながら、風刺漫画家として人気を博したジョン・キャラハンの自伝的な映画ですが、物語そのものは、車いすの生活に自暴自棄となった彼がいかにピアサポートによって救われていったかが描かれています。 ピアサポートのことをよく知らない人にとっては、最初はちょっと戸惑うかもしれま […]
「エデンの東」 1955年公開/アメリカ 聖書のカインとアベルをモチーフにして、善と悪を描いているのですが、家族の対比を軸に非常にうまく描かれている映画でもあります。善人で通っている父のアダムには、その善人の血を受け継ぎ、父の信頼も厚いアロンと、幼い頃より悪人と言われ、問題児であったキャルの二人の双子がいるのですが、そのうちのキャルの方の心がこの映画のテーマとなっています。 父に疎まれ、母もおらず […]