GRIスタンダード CSRに関する規格や指針⑦
UNEP(国際環境計画)の公認団体である国際NGOのGRI(Global Reporting Initiative)が発行する持続可能性報告のための国際的なガイドラインです。これまでに改定を重ね、2016からはGRIスタンダードとして運用されています。 このガイドラインは、すべての組織におけるあらゆる報告形式を対象としており、国内外の多くの企業がCSR/環境報告を作成する上で参考にしています。 G […]
UNEP(国際環境計画)の公認団体である国際NGOのGRI(Global Reporting Initiative)が発行する持続可能性報告のための国際的なガイドラインです。これまでに改定を重ね、2016からはGRIスタンダードとして運用されています。 このガイドラインは、すべての組織におけるあらゆる報告形式を対象としており、国内外の多くの企業がCSR/環境報告を作成する上で参考にしています。 G […]
OECD多国籍企業ガイドラインとは、1976年に経済協力開発機構(OECD)がガイドライン参加国の多国籍企業に対して「責任ある企業行動」を求めて策定したガイドラインです。これまでに計6回改訂されています。参加国は、OECD加盟国である35カ国を中心に全48カ国が参加しています。(2017年現在) このガイドラインは、法的拘束力はありませんが、政府から多国籍企業に対する勧告であり、企業の自主的な遵 […]
国連ビジネスと人権に関する指導原則は、2011年に国連人権理事会で承認された、全ての国と企業が尊重すべきグローバル基準です。法的拘束力はありませんが、様々なCSR基準に影響を及ぼし始めているなど、その影響力は極めて大きいものとなっています。 ビジネスと人権に関する指導原則は、以下の3つの構成からなっています。 1. 人権を保護する国家の義務 2. 人権を尊重する企業の責任 a. 方針によ […]
ILO(国際労働機関)の定める「国際労働基準」は、189の条約と201の勧告、及び5つの議定書から構成されています。このうち、4つの分野にわたる8条約の内容が、グローバル化の進んだ現代世界にあって最低限順守されるべき基準として「中核的労働基準」と言われるものですね。 「結社の自由及び団体交渉権」 「強制労働の禁止」 「児童労働の実効的な廃止」 「雇用及び職業における差別の排除」 […]
CSRを推進する動きに対して、日本国内で進められたイニシアチブとして、まず挙げられるのが経団連企業行動憲章です。 これはバブルの終焉期に続発した企業の不祥事と、世界で大きく取り上げられるようになった地球環境問題を受けて、1991年に日本経済団体連合会(当時、略して経団連)が作成したものです。公正かつ自由な市場経済の下で、民主導による豊かで活力ある社会を実現するためには、企業が高い倫理観と責任感 […]
国連が提唱したイニシアチブとして、CSRに最も関するものと言えば、国連グローバルコンパクトが挙げられます。(コンパクトには、協定の意味があります。) これは世界的にグローバリゼーションの負の側面が目立ち始め、過激なアンチグローバリゼーションの動きが出てきたことと、人類的課題を解決するには国家だけでは無理で、社会のあらゆる事象にほとんど関係する企業に、大きな役割を期待せざるを得なくなったという認 […]
今や世界中の企業でその存在感を示しつつあるCSR。しかし皆がそれぞれバラバラに勝手なことを行っていてもなかなか事態はいい方向には進展せず、効果も上がりません。グローバルな経済活動が行われている今は、労働問題にしても環境問題にしても、世界規模で皆が足を揃えて行わなければあまり意味をなさないからです。では、CSRを行っている企業は、皆、何に沿ってCSRを行っているのでしょうか? 今回から、世界をリー […]
CSRを語る上で、まずはハードローとソフトローという二つの概念を分けて考えることが、話をより分かりやすくすると思います。 端的に言えば、ハードローとは議会などで成立した法律や条例などで、これに違反すれば当然法的な制裁を受けます。一方でソフトローとは、法的な拘束力がないものの、社会規範によって企業活動に影響を及ぼすものです。 基本的にはCSRは、後者であるあるソフトローの影響下によって取り組ま […]
CSRにこれから取り組もうという企業にとってまず頭に浮かぶのは、「一体何をすればいいのかというか」という疑問であると思います。 なので今回は、具体的なCSRの取り組み項目についての話をしたいと思います。まず箇条書きで主なCSRの取り組み項目を挙げると以下のようなものになります。 ①コンプライアンス・ガバナンスの確認と改定 ②消費者保護の取り組み ③人材活用と人権 ④社会貢献 […]
CSRという言葉を知った上で、多くの人がまず疑問としてぶち当たるのが、コンプライアンス・ガバナンスとの違いではないでしょうか? コンプライアンスやガバナンスといった言葉はたいぶ前からCSRに先駆けて使われ、今ではもう大きな企業であれば大抵コンプライアンスはちゃんと規定されていますし、ガバナンスもコーポレート・ガバナンスとして、すでにビジネスの世界では浸透した言葉になっております。 ただこれらの言葉 […]