西武・松坂投手引退に思うこと

松坂投手。復活を期待していましたが、ついに引退してしまいましたね。
一つの時代に区切りがついた、平成という時代が完全に終わってしまったという感じですね。

わたしは松坂投手が西武時代に何度も生でその試合を観戦しています。
最初はルーキーイヤーの夏でした。
緊張感のある中で、ダイエーホークス戦で見事なピッチングを見せていました。
つい、数カ月前まで高校生だった子が、首位争いの中でこんなパフォーマンスを見せるのかと驚きました。
当時、わたしは就職一年目。社会の壁にぶつかり、絶望的な気持ちにいる中で、どれだけ年下である松坂投手の活躍に救われたかわかりません。
その後も定期的に松坂投手の試合を観に行きました。
あのときの松坂投手は、甲子園優勝からそのままの大活躍だったので、まるで漫画の中の主人公のようでした。
メジャーに行ってからも、レッドソックスが日本で開幕戦をした際にわざわざ高いチケットを買って観に行きました。

あのときの野球は間違いなく松坂投手を中心に動いていました。

あれから数年が過ぎました。
イチロー選手が引退し、メジャーでは大谷選手がバカみたいな活躍をしています。
わたしも齢をとり、いつの間にか二人の父親になっています。

松坂投手がひっそりと引退してしまいました。
その活躍から考えると、考えられないくらい寂しい引退でした。
でも、わたしの中の松坂投手の活躍は決して色褪せることはありません。
松坂投手にワクワクさせてもらったあのときの気持ちも決して忘れることはないでしょう。

まだ引退したばかりなので、これから何をするのかも考えられないと思います。
でも、わたしは待ちたいです。
松坂投手が何らかの形で野球にまた貢献して活躍する姿を見るのを。

西武のコーチや監督になってくれたら一番うれしいけれど、松坂投手本人が一番納得が出来る形で、またわたしたちのファンの前にあられてほしいです。
松坂投手、長年のプロ野球生活、本当にお疲れさまでした。
そして、色々と夢を見させていただき、本当にありがとうございました。