モノを言う投資家の二つの顔

アクティビスト(モノを言う投資家)という言葉が日本でも知られるようになってからもうだいぶ経ちます。
投資をよく知らない人からしてみれば、とにかく短期的に儲けさせるために会社に圧力をかける投資家というイメージがあり、あまりいい印象がないかもしれません。でも、実はモノを言う投資家には二種類います。
一つは、ほとんどの人々がイメージをしているような、とにかく儲けが出るように会社にモノをいう投資家たち。
そしてもう一つが、自然資本や社会資本を守り、投資先の会社を持続的に成長させ、存続させるために、モノを言う投資家たちです。
前者が短期的に売り買いを繰り返す人々で、後者が中長期的に株を保有し、会社に対してエンゲージメントをする人々ですね。

同じモノを言う投資家でもだいぶ違うのがわかります。
最近では、ESG投資が欧米でメインストリームになってきたので、いい意味で会社に対してエンゲージメントをする投資家も増えていますが、まだまだ儲け話しか頭にない投資家もたくさんいるのも事実で、彼らが格差社会の形成の一端を担っているのも事実です。

この二種類の投資家、アクティビストとひとくくりするのではなく、世間一般的に区別しやすいように名前を分けてほしいですね。
もちろんそう単純にわけられるものでもなく、一人の投資家にも二面性はあるのでしょうが、少なくとも一般の人が投資家にも色んな種類の投資家がいるということが認識できる程度の色分けは必要だと思います。
ESG投資が今後より広まっていくためにも、まずはそういう伝わりにくい部分をわかりやすくするところから始めたいですね。