ニチイ学館運営の保育園で保育士が大量退職

https://www.j-cast.com/2019/03/13352605.html

企業主導型保育園の問題がやっぱり出てきましたね。
医療事務や介護事業を行っているニチイ学館が保育事業に乗り出しているのですが、そのうちの中央区にある保育園で18人中、13人の保育士が大量に退職するそうです。
元々、この保育園は違う会社が経営をしていたそうですが、ニチイ学館が経営権を買い取り運営し始めた結果、保育士の賃金が下がり、また長時間労働を課せられることが多くなり、どうやらこれらの事情がこれらが大量退職につながったようです。

しかし、普通に考えれば、これだけの人手不足の中で、あちこちで保育園が増えていることもあり、保育士は引く手あまたの状態なんですから、待遇を悪くすればこうなることはわかりますよね。
何か、この辺りのことを危機感もなくやってしまうところに、一体この企業が保育事業を何のためにやっているのか、その本音が見えてくるような気がします。
保育士の待遇を下げたり、働く環境を悪化させれば、当然その士気は下がり、その影響は子どもたちに及びます。
そのことを考えれば、そんな簡単にそれまでのことを変えられないと思うんです。
でも、おそらく医療事業にしても、介護事業にしても、この会社は、働き手の賃金や頭数を減らすことで利益を増やし大きくなってきたので、単純に保育事業でも同じことをしてしまったんですよね。
バブル崩壊以来、この会社に限らず、日本の多くの会社は、とにかく人件費を減らすことで利益を確保して生き延びてきました。
でも、このビジネスモデルは、人手不足の今ではもはや古くなり、成り立ちません。
低い賃金で人を雇い、これまではその人が待遇を不満い思い辞めたとしても、以前はいくらでも代わりを見つけられたのが、今は全然見つからないのですから。

大量退職に当たって、ニチイ学館は、新規雇用やグループ内での異動によって人員を確保すると説明したそうですが、これではただの穴埋めに過ぎず、また同じようなことが起きることは簡単に想像出来ますね。

企業として利益を出すことは大事ですが、それ以前に何のためにその事業を行うのか、その理念をしっかりと考えてほしいです。
何か現場で働く人々の苦労を、この企業の経営陣は想像すらしていないのだな、と思ってしまいました。

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