https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/253641
筑駒や雙葉などの命門中学での入学試験で貧困問題を扱った問題が出題される傾向が高くなってきているようです。
これはいいことだと思います。ちょっと前に東大入試での上野千鶴子さんの祝辞でも言われたことですが、将来エリートになる人材だからこそ、世の中の現状をよく知る必要があると思いますし、若い時期だからこそ、いかにそれが自分に関係のない話ではなく、いままさに自分が生きている世界の話なのだと認識する必要がありますからね。
むしろ、もっと様々な時事問題を含めて、もっと世の中と自分との関係を問うような問題はエリート校にかかわらず、出題されるべきなんじゃないかと思います。
確かに、記事にもありますように、そういった出題傾向に対して、一部の受験生があくまで対策としての受験テクニックとしてしか勉強しない可能性もありますが、何もしないよりかはずっといいですね。
採点する方は大変かもしれませんが、とにかくこういったことを自分で考え、それに対してどう自分で出来ることをどう探していくのか、そういった問題が出題されることが望まれます。
でも、本当に、こういった社会の問題をしっかりと出題の中に入れ込むことが出来ることこそが、エリート校がエリート校たるゆえんであるような気がしますね。