日韓問題 印象操作に惑わされないためには?

最近、思うのは、いかにメディアによる印象操作が大きいのかということです。

吉本問題もそうですが、日韓の対立問題なども、同じ事柄でも、メディアによって印象がこんなにも違うのかと驚か去られるほどです。
偏った情報だけで考えるのは、ホントに危険なんですよね。
しかも、偏ったモノの見方をする人は、自分にとって聞こえのいい偏った情報しか信じないし、そもそも目にしようともしない。
そんな人が多いから、いつまでたっても、相手のことなど理解せずに、叩き合いに終始するのですよね。

太平洋戦争のときは、軍部が情報を統制していました。なので、知ろうにも知らなかったというのが実情です。
でも、今は情報はいくらでも手に入るのに、情報がありすぎるがゆえに、自分にとって都合のいい情報しか聞こうとしなくなっているという、悲しい状況に陥っているんですよね。

そんな世の中で、果たしてどう生きればいいか?
それはとにかく、色々な情報を見るしかないんですよね。重要なのは、メディアの性格をしっかりと認識したうえで、その問題について疑問に思うのなら、反対の立ち位置にいるメディアの言い分も見てみるという姿勢だと思います。

たとえば、日韓問題については、日本国内においては、大まかに、朝日・毎日のリベラル系とメディアと、読売・産経などの保守系メディアでは、主張している内容が全く違います。また韓国の新聞も、左派系のハンギョレ新聞と保守系の中央日報、東亜日報、朝鮮日報などとでは同じ反日でも温度差が全然違います。

大事なのは、全部とは言わなくても、自分が感情を揺さぶられるようなニュースについては多面的な見方を心掛けるということですね。先入観なく見るというのは難しいのかもしれませんが、その上で、何が正しく、自分がどういう立ち位置に立つべきなのかを決めていくしかないのだと思います。

まあ、まだネットのない時代は、海外はおろか、日本のメディアも網羅して把握するのは難しかったわけですからね。
そういった意味でも、今は情報が集めやすい分、それを利用することこそが自分を冷静に保つ秘訣なのかもしれません。