楽天送料無料問題。時代に逆行する三木谷氏の言葉

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記事の言う通りです。楽天の送料無料問題なのですが、正直三木谷氏の言葉を聴いて耳を疑いました。
時代の風雲児のような顔をして、結局時代の流れを何もわかっていないんだなと。
今、世界はどうにかしてGAFAの支配から、自分たちの意思決定を守ろうという方向に向かっています。
つまり、求められるのはGAFAのやり方ではなく、それとは違った、人が一方的にアルゴリズムに支配されないシステムであり、皆が共存し合うシステムの構築のはずです。
三木谷氏は、やたらとアマゾンの名を比較対象として挙げていますが、単にアマゾンの立ち位置にとって代わりたいだけというのが見え透いています。
送料無料の話だって、アマゾンは2000円で無料と三木谷氏は言っていますが、アマゾンの場合は、自社の倉庫にストックしている分を無料にしているだけで、店舗からアマゾンを介して商品を買う場合は、その店舗が送料を決めているのです。
つまり、三木谷氏の言ってることは、かなりトンチンカンな話で、そんな話で消費者や出品者を騙せるのかと思ったら大間違いですよ。
既存のやり方に反発したいのなら、単純にそれに取って代わることを目指すのではなく、既存のやり方を凌駕するようなやり方を見つけるべきです。
楽天球場のキャッシュレス化や今回の送料無料の話など、最近の楽天はとかく力づくで物事を進めている印象があります。
三木谷氏は、やたらと三方よしという言葉を使っていますが、本当にこの言葉の意味を分かってるのかと言いたいです。
自分たちだけがうまく利益を吸い上げるようなやり方をしても、これだけ情報化が進めば、すぐにわかるし、みんな共有もしますしね。

支配欲に掻き立てられて上ばかりを見るのではなく、まずは自分の足元をしっかりと見て欲しいですね。
出品者がいなければ、そもそも楽天市場は機能しないんですから。