「誰が世界を支配しているのか? 」 ノーム・チョムスキー 著

「誰が世界を支配しているのか?」
ノーム・チョムスキー 著

現代の「知の巨人」と呼ばれるノーム・チョムスキーの最新刊です。
ようするに一言でいえば、アメリカがいかに世界の格差を拡大させ、富を独り占めしているのかということがよく分かる本なのですが、それがMITの名誉教授であるチョムスキーが言っているのだから説得力があります。
この本を読めば、アメリカ企業がどうやって富を世界から、また自国の国民から搾取しているのか、その他にもパレスチナ問題やトランプを生み出した現在の共和党の酷さ、なぜイランが世界中で悪者扱いされているかなど、モヤモヤとしていたことがハッキリとわかるんですよね。
あれほど民主主義と叫んでいるのに、当のアメリカが全然民主主義的な国じゃないことがよくわかってしまう本でもあります。
自由や民主主義の本来のあるべき姿を知りたい人には必読の本です。