AIが選ぶ日本の好ましい未来

AIを使ってシミレーションをした結果、少子高齢化社会が進む日本がどう進むことが望ましいのかを分析した記事でした。
まず「都市集中型」と「地方分散型」で大きく分岐する可能性があるそうですが、AIが弾き出した答えは「地方分散型」の方がより望ましいそうです。
まあ、これはわざわざAIに頼らなくても肌感覚でわかる話ですよね。
東京だけが栄えてもどうにもならないことは明らかで、そもそも地方の支えがなければ、東京だって栄えることはないのですからね。

面白いのが「地方分散型」を選んだとしても、「地方分散が徹底していく」パターンと「東京と地方がともに共存する」パターンに分かれる可能性があるそうで、AIは後者の方がより持続可能性が高まると判断しているようです。
その上で、東京と地方がともに繁栄し、「集中と分散のバランス」の観点からより望ましいと考えられる、東京をはじめとする都市と地方が共存する分岐を実現するには、農業を含む地方における次世代の担い手の維持・育成支援に関する政策や、元気な高齢者を増やして東京圏の活気と自立性を維持する政策が有効であるとAIは言っているそうです。
さらにじゃあ具体的に何をするべきかというと、女性の給与改善や共働き世帯の増加、仕事と家庭の両立、男性の育児休業取得率の上昇などが重要であることが示され、したがってこれらを通じて女性の活躍や「多様な働き方」を推し進める政策を継続的に実行する必要があるとのことです。

まあ、そうですよね。結局はそういうところに行き着きますよね。
そもそもまず少子高齢化社会に対応するには、女性が働きやすい環境や子供を産み、育てる環境を作り出す必要があります。
そう考えたときに、現状の東京は環境・コストともに何をするにつけてもキツいです。
それならば地方に様々な機能を分散させて、職を作り出して若者を居付かせるだけの魅力作りをして行った方が現実的に全体が活性化する可能性が高まるでしょう。
それに加えて何らかの支援策を講じれば第一次産業に就く若い人も増えていくかもしれませんしね。

すべてが東京にあるから皆が東京に行きたがる。それならそれをほどよく分散するにはどうすればいいのかをみんなで考える必要がありますね。
AIにわざわざ言われなくても、何となくそうだろうなという話でしたが、AIが分析してくれたことで説得力を持った話になりました。
おりしもコロナ禍でテレワークが急速に普及したことで、地方分散の傾向が必然的に生まれました。
アフターコロナとアフター森発言において、後はこれをどう活かすかですね。

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