今シーズンの西武ライオンズのオープン戦が終了しました。
最初こそ負けが込みましたが、だんだんと調子が上がってきましたね。
ただオープン戦なので、勝ち負けよりも選手の見極めと調整が目的ですからね。
そしていよいよリーグ戦が開幕しますが、オープン戦を鑑みて、今シーズンブレイクしそうな選手をピックアップしてみます。
まず野手ですが、これはまず鈴木将平選手の名を挙げませんね。
秋山選手がFAでメジャー移籍して以来、１番打者の固定が課題でした。
昨シーズンは若林選手の登場で、一度は待望の一番打者の誕生かと思われましたが、大けがを負ってしまいました。
そして若林選手の復帰が待たれる中で、オープン戦で新１番打者の名乗りをあげたのが、鈴木選手です。
オープン戦でほとんどの試合に出場し、しかも１番打者として打席数が多い中で.333の打率は立派です。
しかも出塁率が.429は、1番打者として優秀な成績です。
これは、まず開幕1番は決定ですね。
二シーズン前に鈴木選手は、短期間だけ１番に定着しそうになったときがありましたが、今回はシーズン通して１番の座を守り通してほしいですね。
もちろん、若林選手の復帰にも期待したいです。
上位に鈴木選手と若林選手が並ぶ打線だと、色々と仕掛けられるので楽しみですね。
また野手では、新外国人選手のオグレディ選手にも期待したいです。
打席数は少ないものの、３割越えのアベレージを残しましたし、何より広角にうまく打ち分けていたので、打率は残せそうですね。
投手陣は、全体的に楽しみな選手が多いです。
ここ何年も防御率がリーグ最低でしたが、まず先発では、ドラフトで即戦力左腕の隅田投手と佐藤投手の二人を獲得することが出来ました。
隅田投手はオープン戦を通して安定した力を発揮していました。
思っていたよりも、ストレートで空振りはとれていませんでしたが、多彩な変化球があるので何も問題はありません。
しかもストレートにしても変化球にしても、コントロールがいいんですよね。
ハートも強そうなので、簡単に大崩れしない。
悪いなりにも悪いなりの成績が残せそうなので、怪我無くローテンションを守れれば、10勝前後、うまく行けば12～13勝くらい出来るんじゃないでしょうか。
それと、ドラフト２位の佐藤選手。
この選手もいいです。
中継ぎで結果を残した上で、最終当登板もよかったですね。
オープン戦、防御率0.82、被打率.111ですか、すごいですね。
隅田投手ほどのコントロールの良さはありませんが、ストレートの力強さは抜群です。
これは、１，２位ともに大当たりの予感がしますね。
この二人に、安定した成績を残し始めた高橋選手、今井選手、松本選手の三本柱。
さらに伸び盛りの渡邉投手に、昨年、メジャーで結果を残したエンス投手が加わるので先発陣は今年は飛躍的によくなる可能性しかないですね。
そして、先発ばかりに目が行きがちですが、さらにいいのが中継ぎなんですよね。
昨年は、平投手が孤軍奮闘という感じですが、今年はかなりコマが揃っています。
オープン戦を見て、目を引いたのは、大曲投手と佐々木投手ですね。
大曲投手は、飛躍の予感を昨シーズン終盤に見せていましたが、佐々木投手が中継ぎとして急によくなっていたのはビックリしました。
平井投手も非常に調子がいいですし、伸び盛りの水上投手もいます。
ここに平投手がいて、あとは増田投手と森脇投手が全盛期のピッチングが出来れば、ブルペンはかなりいいんですよね。
評論家の多くの西武投手陣の評価は軒並み低いですけれど、今年はかなり行けると思いますよ。
18、19年は強力打線で連覇しましたが、今年は強力投手陣で優勝する可能性もあると個人的には思っています。