「ドラえもん のび太と空の理想郷」
この時期恒例のドラえもん映画。
今年も子どもたちと観に行きました。
脚本は、古沢良太さん。
今年の大河ドラマ「どうする家康」もそうですし、「Always 三丁目の夕日」シリーズや、「探偵はBarにいる」シリーズを書いている、今ノリに乗っている脚本家ですね。
内容は、ユートピアを求め、そこに染まることが、ときに心をなくしてしまうことに繋がっていしまうかもしれないという話。
理想と支配の話を、子どもにもよくわかるように非常に上手く作っていると思います。
二人の子どもを観ましたが、二人ともこれまで観た中で一番面白かったと言っていますね。
二人とも、途中で号泣していました。
こうしたテーマをわかりやすく子ども向けに作ってくれるのは、親としても非常にありがたいです。
のび太の劣等感をよく話に絡めているので、感情移入が誰でもしやすいですし、ドラえもんとの友情をからめて、カタルシスも効果的に引き出しているので、単純にエンターテイメントとしても面白いと思います。
大人も全然観れますね。
ていうか、数年前は辻村深月さんが脚本を書いていましたし、ドラえもんの映画は、あなどれないです。
それにしても、決して宗教の話ではないのですが、心の支配の話だったので、どうしても統一教会の話を思い出してしまいますね。
安倍元首相への銃撃事件より、おそらくずっと前に脚本は書いていると思うのですが、なかなかタイムリーというか、すごいタイミングですね。