「最初の悪い男」 著 ミランダ・ジュライ
「最初の悪い男」 著 ミランダ・ジュライ 映画監督のミランダ・ジュライの初の長編小説ですね。 ノンフィクション「あなたを選んでくれるもの」がとても面白かったので、読んでみました。 正直、出だしから三分の一ぐらいまでは戸惑いました。 登場人物の誰にも感情移入が出来ず、どんどんと主人公の妄想がおかしな方向に進んでいって、一体どういう気持ちでこの本を読めばいいのかわからなかったんですよね。 読み進める […]
「最初の悪い男」 著 ミランダ・ジュライ 映画監督のミランダ・ジュライの初の長編小説ですね。 ノンフィクション「あなたを選んでくれるもの」がとても面白かったので、読んでみました。 正直、出だしから三分の一ぐらいまでは戸惑いました。 登場人物の誰にも感情移入が出来ず、どんどんと主人公の妄想がおかしな方向に進んでいって、一体どういう気持ちでこの本を読めばいいのかわからなかったんですよね。 読み進める […]
「デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義」 著 福田直子 恐ろしい話ですよね。 2016年のアメリが大統領選挙でトランプ大統領が誕生して以来、ソーシャルメディアが政治的に利用され、それによって意図的に民意の誘導がなされ、民主主義が危機に陥ってきているというのは、何となく自覚し始めている人が増えてきていると思います。 ただこうしてその状況を詳しく見てみると、事態はみんなが思っているよりも […]
「アノマリー 異常」 著 エルヴェ・ル・テリエ 極めて思考実験的な作品ですね。 アイデアそのものが面白いことは確かなのですが、それに力負けしないくらいの筆力があるので、登場人物が多く、複雑でありながらも、話にこんがらがることもなく夢中になれますし、一つひとつの文章を楽しむことも出来ます。 さて、ここからは内容に触れていく話になるので、読んだ人のみが読み進めてほしいのですが、本作においてまず最初に […]
「亜人」 著 桜井画門 すこぶる面白かったです。 まずそもそもの発想がいい。 何度死んでも生き返る亜人と呼ばれる人たちが中心に描かれているのですが、これはゲームのキャラクターを彷彿とさせますね。 劇中でパックマンが出てきますが、ようは何度死んでもお金を入れ続ければ何度も生き返るんです。 不死身か不死身に近いキャラクターはこれまでもいたとは思いますが、ただ不死身なのではなく、「何度でも生き返る」と […]
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」 1988年/日本 久しぶりに観たんですけれど、不思議と今まで観たときとは少し違う印象を受けました。 簡単に展開を説明すると、地球に居座る人間に絶望したシャアが巨大な隕石を地球に落とすことによって粛清をしようというのをアムロが止めようとする話です。 これまでそう理解していたし、実際大筋ではその流れで間違いないのですが、話をよく見てみると、実は映画そのもののテーマは […]
「大久保利通 「知」を結ぶ指導者」 著 瀧井一博 維新の三傑の一人、大久保利通のイメージがかなり変わりました。 大久保利通と言えば、どうしても西郷隆盛と比較されて、「怜悧」とか「冷たい」とかいうイメージが持たれがちです。 大抵、小説やドラマでも主人公になるのは常に西郷の方で、大久保は悪役にすらされてしまうことも多々あります。 でもこうして大久保が何を考え、何をしようとしていたのかを丹念に追ってい […]
今年もドラフト会議が終わりました。 埼玉西武ライオンズの結果は、 1位 蛭間拓哉(外:早稲田大) 2位 古川雄大(外:佐伯鶴城高) 3位 野田海人(捕:九州国際大付属高) 4位 青山美夏人(投:亜細亜大) 5位 山田陽翔(投:近江高) 6位 児玉亮涼(内:大阪ガス) 育成1位 野村和輝(内:NOリーグ・石川) 育成2位 日隈モルテル(外:四国plus・徳島) 育成3位 三浦大輝(投:中京大) 育成 […]
ドラフトが終わりました! 2週間前に予想をしたのですが、まさか9球団が事前に指名を公表するとは思いませんでした。 ちなみにわたしが2週間前に予想したのは以下の通り、 ロッテ 矢澤宏太 楽天 金村尚真 西武 蛭間拓哉 日ハム 曽谷龍平 ソフトバンク 浅野翔吾 オリックス 矢澤宏太 巨人 浅野翔吾 阪神 浅野翔吾 横浜 益田武尚 中日 蛭間拓哉 広島 森下翔太 ヤクルト 浅野翔吾 全然当たっていません […]
「MAJOR」 著 満田拓也 野球漫画の金字塔に達した作品の一つですね。 これでもかと降りかかってくる難局に対して、抗おうと努力して後、メジャーリーガーなっていくというわかりやすいストーリーなのですが、わかりやすい主人公像とわかりやすいストーリー展開であるがゆえに、がっつりと感情移入が出来る作品です。 この作品は少年サンデーで掲載されたものなんですけれど、面白いのは同じ野球漫画でも、少年ジャンプで […]
「劇画 ヒットラー」 著 水木しげる 「ゲゲゲの鬼太郎」で有名なレジェンド、水木しげる先生の隠れた名作ですね。 ヒットラーを題材にした海外の作品は多いのですが、こうやってヒットラーの生涯を描いた作品って実はすごく少ないんですよね。 確かに、子どもたちが読むような伝記の題材には、偉人扱いが出来るわけがないので難しいですしね。 ただ個人的には、なぜヒットラーがあのような独裁者になっていったのか、若い […]