AUTHOR

弦巻 星之介

打ち出された骨太方針 岸田首相の「新しい資本主義」に足りていないこと。

日本人の給料が上がらないのは「企業が渋る」から「骨太」打ち出した岸田首相が本当はすべきこと 岸田首相が「骨太方針」を打ち出しましたが、何か微妙な内容ですね。 新資本主義を打ち出して、格差の解消と賃金の倍層を謳っていたので、就任当初は期待していたのですが、正直ちょっとトーンダウンしたきた感があります。 何か、保守派勢力に気を遣っているのをすごく感じるんですよね。 まあ、参議院選挙が終わるまでは、目立 […]

一体、どんな人が無差別殺傷犯となってしまうのか。

「なぜ無差別殺傷犯は男性ばかりなのか」加害者家族の支援者が語る”彼らの共通点” 殺人を犯す人には色々なパターンがあるという話ですが、納得の出来る話でした。 大抵の場合、殺人、特に無差別殺人を犯してしまう人は、貧しく育ち、倫理観や道徳を学ばないまま大人になってしまった人だと勝手に想像されがちなのですが、実はそうでもないんですよね。 それよりも傾向として多いのが、両親もしくはそ […]

配偶者控除の見直し議論がついに始まる。

配偶者控除見直し求める 家族の姿「もはや昭和ではない」―男女共同参画白書 これは色々と意見があると思いますが基本的に賛成です。 ていうか、日本の制度そのものが昭和の専業主婦ありきのスタイルに合せたままになっているので、今の少子高齢化および共稼ぎが当たり前の社会にはそぐわないです。 その最たる例が配偶者控除なんですよね。 つまりこれがあるから、女性が就労が増えず、また年金の徴収が足りなくなっているん […]

「ユフラテの樹」 著 手塚治虫

「ユフラテの樹」 著 手塚治虫 手塚先生らしいテーマ性の強いSF作品ですね。 主人公は高校生の男女三人。彼らが研究発表のために訪れた島で見つけたのがユフラテの樹であり、彼らがその実を食べたことで話が展開していきます。 ようするに、実を食べると人並外れた力を得るという超能力ものなのですけれども、面白いのが超能力を得て悪さをする悪党を倒すというありがちな勧善懲悪を描くのではなく、超能力を得るのはあくま […]

祖国防衛は「国民の義務」でなく、「自由意思によるもの」であるべきに賛成

橋下徹氏がウクライナの成人男性出国禁止に言及「日本の政治家がこれを言い出したら止めなければ」 ウクライナのゼレンスキー大統領が一部の国民が求めている成人男性の出国禁止の見直しに対して、「祖国防衛は国民の義務」としてピシャリと反対したというニュースが元ですね。 朝日新聞がこれに対して疑問を投げかけ、それに橋下さんが追従した形です。 これに関しては、わたしも朝日や橋下さんと同意見です。 ウクライナが苦 […]

「消失の惑星」 著 ジュリア・フィリップス

「消失の惑星」 著 ジュリア・フィリップス これは傑作でした。 社会テーマ性や文学性が高いだけじゃなく、いわゆる読ませる本でしたからね、ほとんど非の打ちどころがない作品です。 まずこの作品について触れなければいけないのは、舞台がロシアのカムチャッカ半島というところ。 名前は聞いたことがあるけれど、どういうところなのか全く想像がつかない場所ですよね、一般的に。 個人的にも、昔国語の教科書に谷川俊太郎 […]

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」 2022/日本 ファーストガンダムのキャラデザインを手がけ、しかも「THE ORIGIN」の原作者である安彦良和さんが原作だけでなく、監督までするというので、もうそれだけでガンダムファンにとっては必見の映画ですね。 話の元ネタは、アニメ、ファーストガンダムの第15話で描かれたものです。作画が崩壊してしまっているということで有名な話ですが、内容そのものは話 […]

防衛費増額に使うお金があるのなら、大学無償化や少子化対策を!

安倍氏、防衛費増額へ政府に注文 「骨太にきっちり書くべきだ」 政府の骨太方針について、元首相の安倍晋三衆議院議員が横槍を入れていますけれど、意見を言うこと自体は問題ありませんが、権力を持つ人の意向で、国の在り方を変えるよう暗に求めてはいけませんよ。 問題になっているのは防衛費です。 現在のGDP比で1%ちょっとから2%まで引き上げることを党の方針として明記するべきだと安倍さんは言っているんですが、 […]

SGDs達成度ランキング 日本が最低評価を受けた目標から日本の現状を考える

SDGs達成度、日本は19位 3年連続で「後退」 SDGsの達成度ランキングで、日本は昨年の18位から19位に順位を下げたそうです。 163ヵ国中の19位であり、また上位18位までが欧州勢が占めたことを考えると、一見いいように思えますが、ただ国の規模から考えると、この数字はやはり寂しいように思われます。 ポイントは、日本の場合、満遍なくどれもそこそこ達成しているというのではなく、とても良く達成して […]

「いつも美空」 著 あだち充

「いつも美空」  著 あだち充 「タッチ」や「H2」といった作品でよく知られているあだち充さんの作品ですね。 あだちさんの作品は叙情とシリアスとコミカルさがうまい具合に混じり合った作品が多いのですが、本作はコミカルさにかなり重点が置かれた作品です。 特徴的なのが、話を読み進めても、この物語がスポーツものなのか、超能力ものなのがその主題がさっぱり見えてこないこと。 一応、ことあるごとにこの物語は日本 […]