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社会問題

切り取ることの罪深さ 小山田圭吾氏と小林賢太郎氏の問題を再考する

東京オリンピックついに始まりましたね。 すったもんだがありましたが、開会式は、その切り口に新しさはそれほど感じなかったものの、多様性を前面に押し出しているという点ではよかったと思いますし、コロナ禍は続いてはいるものの、ゼロリスクではなく、ローリスクをいかに受け入れていくかを考えるというキッカケになればと思います。 さて、そんなオリンピックも直前になって、小山田圭吾氏の虐め問題と小林賢太郎氏のホロコ […]

非正規労働を増やしたのなら、セットで最低賃金を引き上げる。これ、世界の常識で、日本の非常識なんですね。

非正規雇用が「日本の生産性」低迷させる根本理由「最低賃金の引き上げ」なくして経済の復活なし 最低賃金が引き上げられることになりましたが、まだまだ雀の涙程度ですね。日本の労働生産性を考えたとき、この最低賃金について、どう考えるのかという話になりますが、ここについて、アナリストのデービット・アトキンソンさんが的を射たことを言っています。 簡単に言えば、最低賃金を社会政策として考えるのではなく、経済政策 […]

小山田圭吾氏辞任で新たに見える東京オリンピックの意義

いやあ、それにしてもこれだけ問題が続出するイベントも珍しいですね。 多角的な視点で人選をせずに、密室で力のある人たちだけで、利害と交友関係の中から選ぶからこういうことになるんですね。 それにしても、オリンピック。コロナが始まる前から、スタジアムの費用のすったもんだやロゴの盗用疑惑など出てたし、コロナで延期になったあとも、森善朗氏の失言や、開会式演出家の女性芸人侮蔑発言による辞任、そして最後の最後で […]

コロナが重症化する意外な基礎疾患

新型コロナウイルスが蔓延してから早くも一年半が過ぎようとしています。 その間世界中で多くの人が亡くなり、また亡くなるまではいかなくともかなりの数の人が重症化して苦しんでいます。 そんな中で、ある程度の経験の中で、コロナのことがだんだんと分かってきており、コロナを重症化させる基礎疾患も分かってきました。 一般的には、糖尿病、脂質異常症、喘息などの呼吸器疾患といったところが今いわれている病名ですね。 […]

緊急事態宣言で五輪チケットが夢散、政治家の選挙のために政策が決められていくことに絶望を感じる。

またまたまた緊急事態宣言が出て、ついにオリンピックの首都圏無観客が決まってしまいましたね。 わたしも家族全員分の女子サッカーとわたし個人分の野球の決勝のチケットを持っていたのですが、泡を消えてしまいました。 まあ、感染拡大している分しょうがないとは思うんですけれども、それにしても、政府がやることなすことすべて裏目に出て、そして結局後手後手になっているのはどうなんでしょうかね。 コロナ禍の中で、今、 […]

中学受験激化。相次ぐ中高一貫校の「高校募集停止」に強く疑問を感じる。

都立中高一貫校「高校募集停止」の衝撃 受験も結局「カネ次第」なのか? これは何げに根本的に格差を助長している話ですよね。 首都圏で中学受験が激化しているというのは、もう十数年前からよく聞く話です。コロナの影響で少し収まるかと思いきや、実際は変わらないどころか増えている。その理由は、首都圏にある名門私立中高一貫校が、相次いで高校での募集を停止したのに続き、都立中高一貫校でも高校での募集を停止し始めて […]

エリートたちの努力の対価を求めすぎる自意識が、世界を闇に向かわせる。

サンデル先生の新刊に「心中穏やかでないエリート」が続出している理由 マイケル・サンデル氏の新著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』に関する記事ですね。ポイントは日本を含む先進社会の根底にある「能力主義」であり、その指標は学歴(主として卒業した大学の偏差値)です。日本においても、高い学歴をもつエリートの多くは、この「能力主義」=「学歴主義」のイデオロギーを何の違和感もなく受け入れてられていますが、 […]

緊急事態宣言延長へ 電子カルテをビックデータ化をして、合理的な対策をしてほしい

緊急事態宣言が再び延長されそうですね。 仕方ないなと思う反面でどうしても思ってしまうのがもう少しどうにかやり方を工夫でないのかということ。 馬鹿の一つ覚えのように、何もかんもやらないとなると、やはり経済的に打撃を受ける人がそれだけ多くなってしまうし、財政上補償もしづらくなってきます。 そうなってくると経済を動かせるところは動かした方がいいという話になるのですが、この点において一年以上経ってもまるで […]

東京オリンピック 開催/中止を叫ぶ前に

二宮清純氏が五輪組織委に代わっておカネの問題を説明 加藤浩次「これで分かった」 東京オリンピックを中止にした場合にどれだけの損失が出るのか、具体的な金額がようやく出てきました。 これを見ると、もはややってもやらなくても損切りになることは間違いないようですが、一部有観客でやった場合と中止をした場合とで3兆円ほどの差があるということです。 さらにここにIOCからの賠償金が加われば、この差はより広がるこ […]

もはやアニメまで……。中国に十八番を奪われ続ける日本社会の問題点

「日本人なら中国人の3分の1で済む」アニメ制作で進む”日中逆転”の深刻さ アニメ界で日本と中国の立場が逆転しているとい話ですね。 つい数年前まで日本のアニメのエンドクレジットの動画の役割の名前は、中国の方の名前ばかりでした。それは、中国人の方が人件費が安いという制作サイドのメリットがあったこと、そして中国人からしてみても給料が安くても日本アニメの技術を学びたいというメリット […]