ジュース1本80円! SDGs自動販売機の登場で感じる、フードロス対策強化の潮流

賞味期限近いので安く飲めます 市役所にSDGs自販機

富山市役所内に、賞味期限が迫った飲み物を通常の半額程度で売る「SDGs自動販売機」が設置されたようです。これは北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)が提供するもので、同社初のフードロス対策を目的とした自販機だそうです。
賞味期限が2ヵ月を切ったものの一部商品を80円で販売しているという話ですが、そもそも廃棄してしまうものなら、80円で売れればメーカーとしても納得が出来る話でしょう。それにしても逆に返せば、これまで賞味期限が2ヵ月を切ったら廃棄の対象になっていたのですね……もう賞味期限での表示は止めて、全部消費期限で表示するべきじゃないでしょうか。消費の期限もちゃんと基準を作った上で。

まあ、とにかく消費者としては、80円で売ってくれるのはありがたいです。
メーカーとしては、SDGs自動販売機を増やすと、おそらく消費者が安く買うことばかりを考えてしまって、小売価格そのものが値崩れすることを懸念しているとは思います。時代の流れから増やしていきたい意向はあると思いますが、どこにどれだけの台数をというのは、確かに難しいですね。
でも、行楽地などでは通常の値段よりも割高で売っているケースがほとんどなので、場所によっては高かったり、安かったりでもいいんだと思います。

間違いなくフードロス対策にはなると思うので、北陸だけでなく全国に広がって行ってほしい取り組みですね。