https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00000076-dal-ent
珍しく作家の百田尚樹さんと意見が合いました(笑)
2017年、飲酒によって意識がもうろうとなっていた女性に性的暴行をしたとして、準強姦罪に問われた福岡市の会社役員男性に対し、福岡地裁久留米支部が無罪とした判決とした話ですが、酷い判決ですね。裁判長は、女性が抵抗できない状況である中で「目を開けたり、何度か声を出したりした」ことを指摘し、「女性が許容している、と被告が誤信してしまうような状況にあった」として、無罪としたそうですが、一体何を考えているのでしょうか。
これでは、加害者が許容していると思ったと発言すれば、何でも無罪になってしまう話ですよ。
本当にこの国の性犯罪に関する刑法は、多少改正されたとはまだまだ酷いです。
とにかく、このままでは被害者が抵抗できない状態に置かれて被害に遭ったとしても、起訴すらされないことがケースがほとんどなので、本当に何とかしてほしいです。
いわゆる暴行脅迫要件(要するに強い暴行や脅迫がない限りは立件できない)の撤廃はどう考えても必須です。
百田さんも言っていますが、こんな状態がまかり通っている状態はハッキリ言って国として酷いです。
おそらく、性犯罪は実証が難しく、また暴行脅迫要件を撤廃してしまえば、法律家の仕事が膨大になり、また犯罪者となってしまう男性も多くなってしまうため、(あとは犯罪発生率が増加してしまい、日本の安全神話が崩れることを恐れているのか?)ある種の忖度が働いて、刑法が改正されても、暴行脅迫要件が残ったのではないかと想像出来ますが、それによって苦しむ女性が増えることの方が日本の国としての損失は大きいはずです。
女性だけでなく、男性にもこうした事実をよく知り、ダメなものはダメだと言い切る勇気を持ってほしいです。