格差社会の転換点

https://dot.asahi.com/aera/2019040500025.html

平成の時代を振り返ってみて、何が格差社会を生んだ転換点化と言われれば、考えるまでもなく派遣法の施行でしょう。
経済界の後押しと失業率の増加に歯止めをかけるために施行された法律でしたが、結果的にこの法律が日本の良さを消し去り、アメリカ型の格差社会に突き進むきっかけとなりました。
割を食ったのは、いわゆる就職氷河期の世代で、彼らのうちの多くの人々が今も人生の目標も持てないまま、ただ今日を生きるために働いているという立場に追いやられています。
同じ世代としては、正直このときの政治家や経済界のリーダーたちにはかなり頭に来ますね。
非正規社員が増えたことにより、失業率は下がりましたが、それは見せかけです。就業の数が増えたとしても、その質が下がったことは明白なのですからね。
とにかくバブル後の会社の利益を確保するためと、見せかけの失業率の低下のために、当時の若者たちが犠牲になったのだと思うと泣きたくもなります。
しかもその結果として、格差社会が猛スピードで現れたのですからね。

この記事にもありますが、明らかな格差社会になり、社会問題が噴出し始めているにも関わらず、呆れるのが、未だに「日本はスゴイ」みたいな幻想を持ち続けている点です。
超高齢化社会にいち早く突入したとはいえ、一人当たりのGDPはすでに先進国で最下位なんですよね。
都合の悪いことは話題に出さず、問題の解決を先送りにし、とにかく幻想を大きく言って自分たちはうまくいっていると思い込む。
これって、太平洋戦争末期の日本陸軍と何ら変わらないですよね。
あれほどな目に遭っておきながら、懲りずに同じ轍を踏んでいることに、ちょっと絶望的な気持ちになります。

まずこの数十年で何が悪かったのかをしっかりと議論すること。
過去の栄光に引きずられずに、現状をしっかりと把握して、今何をするべきなのかをしっかりと考えること。

当たり前のことからしっかりとやらないと、気づかぬ間にどんどんと国力が落ちていくだけですよ。本当に。

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