ずっと考えていたことなんですけれども、会社において、職位と賃金は別に比例しなくてはいいんじゃないかと思います。年齢を重ねると、職位が上がり、賃金も上がりますが、大抵の会社の場合、会社に貢献をしている人、つまりは売り上げがいい人ほど当然のごとく職位が上がり、賃金も上がります。
ただ問題なのは、日本の査定評価の場合、どうもビジネスの結果や年功序列、もしくは好き嫌いやパワーバランスなどで人の評価が決まっているようで、マネジメントが出来るかどうか、教育がちゃんと出来るかどうかがしっかりと評価されていないような気がするんですよね。
当然のごとく、マネジメント能力がなければ、環境は悪化します。人も育ちません。
特に問題なのは、ビジネスで結果は出しても、マネジメント能力や人への教育が出来ない人です。
こうした人の場合、ビジネスで結果を出しているがゆえに、この人の上司もこの人を抑えることが出来ず、結果、人間関係が破たんする、つまりは会社が大打撃を受けることもしばしばです。
このような事態を避けるが故にも、単にビジネスで結果を出している人だけの人には、賃金は上げても、職位は上げないという制度であったほうが健全だと思います。つまり、職位を上げたければ、しっかりとマネジメントを勉強したり、人への教育が出来る様にならなきゃダメだと言う具合にね。
逆もまたしかりで、マネジメントや教育が出来ても、ビジネスで結果を出せない人は、職位は上げても、賃金は小幅の上げ幅にするとか、インセンティブにするとかそういう工夫をするべきじゃないかと思います
何でもかんでもバカ正直に比例せずに、しっかりとその人物を評価するべきですね。
たとえば、プロ野球とかでも、選手の方がはるかに年俸をもらっているわけですし、名選手が名監督になれるわけでもありませんしね。
意外と地味な人が、抜群の管理能力を見せる可能性だってたくさんあるので、会社にはぜひとも平等で柔軟な査定をしてほしいですね。