いい加減、痴漢などの性犯罪に対して、冤罪問題を盾に現状維持を望むは止めませんか?

あなたも「痴漢神話」信じてない?痴漢の真実伝え、セカンドレイプ防ぐアニメ制作始まる

痴漢防止の缶バッチを作っていた人たちが、痴漢の実態を伝えるアニメを作っているみたいですね。こういう取り組みはとても大事だと思います。すぐにクラウドファンディングが集まったのもわかるし、どんどん認知されていくべき話です。
結局意識が高い人しか観ないんじゃないか?という意見もありますが、ようは教育機関で観る機会を増やせばいいんですよ。日本の性教育は現状ほぼないに等しいです。今、小学生の子どもがいますが、娘の話を聞く限り何も教育を受けていない男子の一部が卑猥な単語を女子に投げつけるのは当たり前で、スカートめくりや覗きもよくある話です。
確かに悪いのは男児でありますが、そもそもちゃんと教育機関で全体として学ぶ機会が少ないことにこそ、もっと大きな問題があると思います。何もセックスの仕方を生々しく教えろと言っているわけではないんですよ。そういう教育ももう少し大きくなれば大事だと思いますが、まずは人が嫌がることはやらない。性的なことは特に。という誰でもがわかる話をキチンと教えるべきなのでは言っているのです。

それにしてもこの手の性犯罪に対して、もっとちゃんとしようという動きに対して、まるでパブロフの犬のように冤罪云々の話がヤフーのコメント欄に溢れるのは何なんですかね。
書き込む男性のほとんどが「そうやってそれまで甘くみられていた部分を改められてしまうと、自分たちに被害が及ぶのではないか」という恐れからコメントしているとは思うんですけれども……確かにわたしも同じ男性として、そうした恐れはわからないではないです。わたしだって混んでいる電車の中では、痴漢と間違われないように両手を上に挙げるときはあります。
でもね、これまでも何度も言ってきましたけれど、痴漢を捕まえる、という話と、冤罪を防ぐという話は基本的に別問題なんですよ。冤罪問題を軽く見ているわけではありません。それを防ぐために考えられる限りのことは考えるべきだと思います。でも、冤罪が起きるかもしれないから、痴漢に甘い法律や世の中の意識のままにしておきましょうという理屈は明らかにおかしいでしょう。
一部の男性がありうるかもしれない冤罪に恐れるよりも何十万倍もの人たちがいつ自分が痴漢の被害に遭うのかと恐れていますし、実際に被害に遭って電車に乗るのが怖くて仕方がないって人もたくさんいるんですよ。
いい加減、この判を押したような反応は卒業してほしいです。日本の性犯罪に関する意識や社会の取り組みは現状、先進国の中でも恥ずかしいくらい低いのですから。

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