森会長の女性蔑視発言からの謝罪逆ギレ会見を見て思う。五輪をやるなら、まずこの人の退任ありきで。

森会長「邪魔な老害、粗大ごみなら掃いて」会見全文

東京五輪組織委員会の森会長による女性蔑視発言に驚きましたが、その火消し会見で逆ギレですか……しかも自ら辞任はしないと断言までするという……。
妻、娘、孫娘から怒られて、その結果がこれではもはやホントにどうしょうもない感じです。
この方は首相の頃から失言が多くて、当時「電波少年」なんかでもおちょくられていましたが、ホントに昭和の時代から何も変わらずに権力にしがみついているんですね。

そもそも失言というのは、もちろん意図せず誤解を呼んでしまった場合などもありますが、この方や麻生太郎氏など失言がオンパレードの人は、もはや失言ではなく本音が出ているだけなんですよね。
そして日本の悲劇は、そのようなマッチョで支配的な人物たちが政治の中枢にいくつになっても居座っているということです。
SDGsやESG投資が当たり前になりつつある世の中で、物事を決める立場にある人がこれでは、どんどんと国そのものが立ち遅れていくばかりです。

五輪を開催する、しないの話に関しても、肝心な立場にいる人が古い社会観念しか持たないまま発言してしまうことで、結果的に国民感情が煽られる形になってカオス状態になってしまっています。
ただでさえ、経済格差と世代格差の上にコロナ禍が重なっているので、社会分断が抑えられないところまできています。
なので五輪についても、コロナを恐れる人は当然中止しろとしか言わないし、スポーツを楽しみにしている人や経済を心配している人は、どんな形でもやった方がいいと思っています。

立ち位置によって意見が違ってしまう典型的な例なので、森氏のような立場の人こそがいかに意見が違う人たちをまとめられるかを求められていると思うんですよね。
確かに現状普通に開催して感染拡大するのはとても困ります。
一方で中心なった場合の経済損失は莫大で、長い不況として国民にのしかかってくることは確実です。
開催ありきで発言するのではなく、中止になった場合果たして今後の国民生活にどう影響が及ぼされるのか、開催する場合は、どういう形でならば最小限のリスクでやれるのか、そういったことを丁寧にシュミレーションして国民にわかりやすく説明し、国民と真摯に向き合って対話する。これこそが森氏のような立場の人に今求められていることだったと思うんです。
そもそも縦社会のしきたりとして能力よりも力関係を優先してこのような人に名誉職をあてがう日本の政治の仕組みそのものについても問題が大有りですね。

森氏の強気の発言の裏には、世論がなんと言おうと、与党の議員たちは重鎮である自分を辞めさせられるわけがないとたかを括っている部分があるのだと思います。
お騒がせ続きの自民党ですが、せめてこの自分でも老害と言っている人物に引導を渡すくらいの気概を見せてほしいものです。
じゃないと、本当に五輪なんて開けませんよ。
ていうか、五輪を開催するのは本来世界に日本のいい部分をアピールするチャンスだというのに、結果的に日本の旧態依然とした古い体質ばかりが目立っているのは恥ずかしい限りです。
まず森氏が組織委員会委員長を退任して、はじめて議論になると思います。そしてその後を継ぐ人には、このコロナ禍にあってしっかりと説明責任を果たして、分断させることなく国民をうまくまとめていってほしいですね。

それにしても、本当に早く国会議員は定年制を敷いてほしいです……。

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