「ぽんちうた」
著 死後くん
イラストレーターとして人気の死後くんの絵本です。
いわゆるわらべうたを死後くん独特のワードセンスで書き換え、これもまた死後くん独特の絵で唄の様子を描いています。
子供に媚びすぎることなく子どもが楽しめる作品で、大人もおもわずクスッと笑ってしまう場面も多いです。
勝手に節をつけて勝手に歌ってくださいという、子どもの創造力を掻き立てることを前提に絵本を一冊の絵本を作り上げていることに作者のセンスとこの企画を通した出版社の心意気を感じますね。
ウチの娘たちに読ませたところ、術中通りに勝手にポップな節を作って歌って楽しんでました。
ちなみに作者の死後くんは、わたしの大学のときの後輩であり、友人です。大学時代に出会った中でわたしが才能を感じた数少ない人ですね。
これが絵・文ともに一人で作った最初の絵本ですが、これからもぜひこうした不思議な感覚の話を作って行ってほしいですね。
間違いなく彼にしか描けない世界観ですので。