秀岳館高サッカー部、上級生が暴行か 入部控えた中学生の保護者、警察に被害届
やはり他にも出てきましたね。
コーチが部員に暴力をふるっていたのがSNSで拡散され、その後部員たち自らが謝罪動画を投稿して火に油を注いだ話です。
新たな情報によると、どうやら部内では上級生による下級生への暴行もあったようです。
この話が何を意味するのかは明白です。よ
うするにここでは、暴力による支配が当たり前になっていて、その負の連鎖が広がっていたということです。
ロールモデルとなる大人が当たり前のように暴力による支配を行えば、それはそれを見た子どもたちは真似をしますよね。
自分たちだってやられているんだから、自分たちも目下の人間には同じ手法をとってもいいという理屈になってしまうんです。
本来部活動とは協力することで何かを行ったり、努力したりすることを学ぶべき場所であるはずです。
でも、ここで学ぶのはより上位に立つ人間による力による支配であり、いかにそれに対して従順であるかです。
そんな環境の中で仮に全国大会で優勝したとしても、果たしてそこに意味があるんでしょうかね。
この学校までとはいかなくても、昔ながらの力による支配によって営まれている部活動は、日本全国にまだまだあると思います。
何度でもいいますが、力による統制は、教育とは言いません。ましてや未成年にそのようなやり方を身を持って叩きこむなどということは言語道断です。
それは単なる支配であり、洗脳に過ぎないんですよ。どこぞの国の独裁者とやっていることは根本的に変わらないんです。
ちょっと文科省はこうしたことの実態をちゃんと調査して、部活動のあり方や意義をもう一度それぞれの学校に問いかけさせた方がいいかと思います。