コーポレート・ガバナンス・コードとは?
「コーポレート・ガバナンス」とは、「企業統治」という意味で、企業の価値を高めたり、企業の掲げる理念を実現するために、公平で透明な経営を行うための仕組みです。企業が違法行為をしないように前もって監視をしようという意図で作られたというわけですね。 コーポレート・ガバナンス・コードが重視されるようになったのは1990年代後半からですが、その認識が大きく変わったのは、2008年のリーマン・ショックの後です […]
「コーポレート・ガバナンス」とは、「企業統治」という意味で、企業の価値を高めたり、企業の掲げる理念を実現するために、公平で透明な経営を行うための仕組みです。企業が違法行為をしないように前もって監視をしようという意図で作られたというわけですね。 コーポレート・ガバナンス・コードが重視されるようになったのは1990年代後半からですが、その認識が大きく変わったのは、2008年のリーマン・ショックの後です […]
スチュワードシップ・コードは、元々は英国で生まれたものです。スチュワード(steward)とは執事、財産管理人の意味を持つ英語となります。 スチュワードシップコードは、金融機関による投資先企業の経営監視などコーポレート・ガバナンス(企業統治)への取り組みが不十分であったことが、リーマン・ショックによる金融危機を深刻化させたとの反省に立ち、2010年に金融機関を中心とした機関投資家のあるべき姿のガイ […]
リーマンショック後の2009年頃に、財務とESG情報などの非財務情報を「統合」して報告する潮流が生まれました。 グローバル化と多様化が進む中で、投資家にとって財務報告に反映されない情報が求められるようになってきたからです。 そしてその年にIIRC(国際統合報告評議会)が設置され、2013年にIIRCによる「国際統合報告フレームワーク」が発表されました。これが統合報告書のガイドラインになっているわけ […]
わたしたちは資本主義の世の中に生きていますが、それではその“資本”とは一体何なのでしょうか? 会社この“資本”を有効に活用し、育てることで成長しますが、果たしてこの“資本”とはお金のことだけを指すのでしょうか? この答えを分かりやすく示してくれているのが、IIRC(国際統合報告評議会)が定義した「6つの資本」です。 ・財務資本・・・お金ですね。 ・製造資本・・・設備、インフラ、製造物などですね。 […]
ユニバーサル・オーナーとは、巨額の資金を擁しているアセットオーナーで、幅広い企業に長期にわたって投資している投資家のことをいいます。 事実上、世界のあらゆる銘柄に投資しているので、彼らの投資成果は経済全体の動向から影響を受けるわけですね。 つまり、例えば投資先として利益が出ても地球温暖化対策をしない企業があったとします。短期的に見れば、この企業に投資をすれば利益が出ますが、長期的に見れば、この企業 […]
2015年に日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がPRIに署名し、ESG投資を始めたことは大きなニュースになりました。日本でこそESG投資はまだまだ物珍しいのですが、欧米ではすでにメジャーな投資になっています。 今回は世界のどんな機関がESG投資を進めているのかを見ていきたいと思います。 まずは実際に資金を出している主だったアセットオーナーを見てみると、 ABP、PFZW(オランダ)、 […]
一言でESG投資と言っても様々な手法があります。今回は、主だった手法を紹介していきたいと思います。 ①ポジティブ・スクリーニング 企業を環境や社会の側面から評価して投資先を選ぶ方法。評価機関の格付けでESG評価の高い企業を選び、そこからさらに財務的な分析を行って投資先を決める ②ベスト・イン・クラス 業種ごとにESG評価の最も高い企業を選んで投資する方法。 ③インテグレーション 通常の財務的分析の […]
個人でESG投資をやってみたい!と思って調べてみても、証券会社や信託銀行の金融商品にそういったものはあまりなく、一体、どこで何をすればESG投資が出来るのがまったくわからないってことありませんか? そこで今回は、そもそも一体誰かESG投資をやっているのか?という疑問から調べてみました。 まずESG投資を語る上で切っても切れないのがPRI(国連責任投資)です。ようするに投資の中にESGの要素を組み込 […]
SRI投資とは投資家が投資の社会的役割を考え、企業の社会課題への取り組みを評価して投資銘柄の選択ををする投資です。元々は1920年代アメリカでの、ギャンブル、武器、酒、タバコなどに関連する企業を投資対象から外すネガティブ・スクリーニングから始まりましたが、今では企業の良い面を評価するポジティブ・スクリーニングの手法も広まっています。そのほか、株主運動やコミュニティ投資などもSRI投資の範疇に入って […]
ESGは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取った略語です。 日本語ではほかに、非財務情報とも訳されますね。 ESGが最初に使われたのは、2006年に当時のコフィ―・アナン国連事務総長が責任投資を提唱した時です。 つまり投資家は、短期の投機的な投資だけじゃなく、持続可能な社会をつくり出すような中長期的な運用を目指すべきだと、その中で、 […]