POPカルチャーに没入することでしか、世界を理解することが出来なくなっていることの弊害

90年代米国が罹った「みんな子ども症候群」の正体「スーパーマン」「バッドマン」がヒットした背景 ああ、これは何かすごいわかる話です。 アメリカのジェネレーションXの話なんですけれど、ようするにベトナム戦争後に生まれた世代は、社会運動で何かを変えられるとは思っておらず、どんどんとPOPカルチャーに没入していってしまって、POPカルチャーを通じてしか、自分の感情が説明出来なくなってしまったという話です […]

「華氏451度」 著 レイ・ブラッドベリ

「華氏451度」  著 レイ・ブラッドベリ SF小説の古典ですね。「火星年代記」のレイ・ブラッドベリの代表作です。 アメリカでは、国民的文学のとさえも言われている作品です。 ディストピアものとしては、オーウェルの「1984」と双璧ですね。 ヌーベルバーグの時代に、フランソワ・トリュフォーが映画化したことでも知られています。 さて、内容なんですが、いわゆる「焚書」がテーマである作品で、深いです。 本 […]

秋山翔吾はいずこへ 西武ファンのわたしがカープ有利を予想する理由

メジャーから戻って来ることになった秋山翔吾選手の争奪戦が古巣の西武とソフトバンク、広島の三球団で繰り広げられています。 当初は、西武でガチガチと印象でしたが、ここにきてどうも様相が変わってきているような気がします。 ポイントは、秋山選手本人が何を望んでいるのか。 帰国後、入団した球団に引退するまでいるのなら、西武が圧倒的に有利でしょう。 古巣であるだけで、ファンの後押しも強いので、将来の指導者手形 […]

「憂鬱なペンギン」 著 アンドレイ・クルコフ

「憂鬱なペンギン」 著 アンドレイ・クルコフ 90年代に書かれたウクライナ人作家の作品ですね。 一見不思議な印象を残す話です。 個人的には、星新一さんのショートショートを長編にして、さらに不条理さをつけ加えればこんな風になるのかな……などと考えながら読む進めました。 話のキーは、売れない作家が新聞社に生きている人間の追悼記事を書くように求められ、それをこなしていくという点です。 これはなかなか面白 […]

法務省、離婚後の共同親権を提案へ 問題はDVや虐待傾向のある親をどう見極められるか。

離婚後の共同親権を提案へ 法務省、法制審部会に 8月にも試案 離婚後の子どもの親権の話ですね。 これまでは単独親権しか認められていなかったものを、共同親権も認められるようにしてはどうかとう話です。 これは恐らく国際結婚において離婚後の連れ去り問題が国際問題となってしまっていることと、あと日本の場合、離婚後の親権はほぼ母親が持つことが多いという事実に対する父親からの訴えが多いことが、こうした議論を喚 […]

「ドンバス」

「ドンバス」 2018/ウクライナ、オランダ、ドイツ、フランス、ポーランド、ルーマニア ロシアによるウクライナ侵攻によって、今やドンバス地方(ドネツク、ルガンスク地方)の名前を聞かないことはありませんね。 ロシアと隣り合っていて、現状新ロシア派の住民が多いということは知っているのですが、ただそもそもこの地域の話について、良く分からないので、名前だけが独り歩きしていて、イメージがあまり出来ていないと […]

公立校の非正規教師が足りないのは、元を辿れば小泉内閣の構造改革が原因

学校だよりで募集をかける「教師不足」の深刻度教師不足で過労の「ドミノ倒し」が起こる 公立の小中学校で教師が足りないのが深刻だという話です。 ただしこれにはもう少し説明が必要で、正規の教師の数は足りているのですが、非正規の教師の数が足りないという話です。 そもそも教師に非正規なんてあるのか?という話ですが、ポイントは今から十六年前に行われた小泉内閣の構造改革です。 2006年に義務教育費国庫負担金が […]

打ち出された骨太方針 岸田首相の「新しい資本主義」に足りていないこと。

日本人の給料が上がらないのは「企業が渋る」から「骨太」打ち出した岸田首相が本当はすべきこと 岸田首相が「骨太方針」を打ち出しましたが、何か微妙な内容ですね。 新資本主義を打ち出して、格差の解消と賃金の倍層を謳っていたので、就任当初は期待していたのですが、正直ちょっとトーンダウンしたきた感があります。 何か、保守派勢力に気を遣っているのをすごく感じるんですよね。 まあ、参議院選挙が終わるまでは、目立 […]

一体、どんな人が無差別殺傷犯となってしまうのか。

「なぜ無差別殺傷犯は男性ばかりなのか」加害者家族の支援者が語る”彼らの共通点” 殺人を犯す人には色々なパターンがあるという話ですが、納得の出来る話でした。 大抵の場合、殺人、特に無差別殺人を犯してしまう人は、貧しく育ち、倫理観や道徳を学ばないまま大人になってしまった人だと勝手に想像されがちなのですが、実はそうでもないんですよね。 それよりも傾向として多いのが、両親もしくはそ […]

配偶者控除の見直し議論がついに始まる。

配偶者控除見直し求める 家族の姿「もはや昭和ではない」―男女共同参画白書 これは色々と意見があると思いますが基本的に賛成です。 ていうか、日本の制度そのものが昭和の専業主婦ありきのスタイルに合せたままになっているので、今の少子高齢化および共稼ぎが当たり前の社会にはそぐわないです。 その最たる例が配偶者控除なんですよね。 つまりこれがあるから、女性が就労が増えず、また年金の徴収が足りなくなっているん […]