骨髄移植 CSRとしての企業の取り組みは?

数年前にわたしは骨髄移植をしたのですが、入院する際に最低でも4日間は会社を休まなくちゃいけなかったので、働いている会社の上司にドナーになる旨と、手術のために入院が必要なことを事前に言いに行きました。
話が話なので、もちろん休むことは認められ、さらに会社にはそういう場合に休める特別休暇制度があるから利用するといいと言われ、申請することにしました。
しかし、その制度、休めることは休めるんですが、無休なんですよね。

それじゃ、意味がないじゃん。

力なくそう呟くしかないぼくは、やむなくその時は残っている有休休暇を使うことにしましたが、何か形だけとりあえず作っただけの制度にガッカリしたことを覚えています。

最近、池江選手が白血病を公表したことで骨髄バンクの登録数が急増しているそうですが、活動が広がるのはいいですが、それを支える社会(特に企業)の認識も変わってほしいですね。

ちなみに骨髄移植に関してCSR活動をしている企業はあるのかと気になったので調べてみると、寄付等で骨髄バンクを支援している企業はさすがにたくさんありますね。そのほかにユニークな取り組みをしている企業をあげると、

〇損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
・・・骨髄・末梢血幹細胞のドナーに対して手術給付金を支払う保険サービスの実施。

〇三菱UFJニコス
・・・カード利用料金の一部が骨髄バンクに寄付される「骨髄バンクカード」の発行。

〇タリーズコーヒー
・・・病院内店舗などに骨髄バンクのパンフレットを設置。

などがありますね。
そのほかに従業員に骨髄バンクへの登録を呼びかける運動を実施している企業や、ドナーになった社員に特別休暇を与えている企業はたくさんあるようです。

ちなみに骨髄バンクは、ドナー休暇制度導入企業を認定しています。
https://www.jmdp.or.jp/help_us/support/post_81.html

わたしが勤めている企業は……認定されていませんね。。。