「女性だから」感じる不具合と、自然なコミュニケーションのあり方

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日本の職場において、「女性だから」という性差によって不利益を被ることはまだまだ多いと思います。これだけパワハラやセクハラはダメだと言っても、それを繰り返す人は多く、またそれをあまりに恐れすぎて極端に距離を取り過ぎる人も多いのだと思います。

まあ、一言でいえば、コミュニケーションが苦手な人、特に異性との適度な距離感を保ちながら上手に職場の仲間としてやっていけない人が多すぎるんでしょうね。
本来ならば、その辺りのコミュニケーションは、学生時代にまで身に着けてほしいものですが、その辺りのことも含めて会社としてはキチンと新人時代から教えていくべきだと思います。もっとも、教える方の人たちが、そもそも出来てない人たちなケースが多いと思うので、なかなか難しいとは思いますが。

個人的な話をさせてもらえば、わたしの場合、学生時代を女子が多い文学部で過ごし、また今の職場も女性ばかりの中で働いているので、否応なく女性とのコミュニケーションと取り方が身に着いており、それなりに現場ではうまくやっています。ただやはり男子として感じるのは、当然男性のコミュニティーと女性のコミュニティーとでは、大まかに言って何をどこまで言えばいいのか、または許されるのか、というポイントは感覚的には異なっており、それを分かった上で立ちまわった方が効率がいいことは確かです。
ただ、男性も女性も同じ人間には変わりないので、単純にどんな相手でも(それが上司でも新人でも男性でも女性でも)相手をリスペクトし、相手のことを気遣ってコミュニケーションを取り、行動をすれば、大きな間違いにはならないと思います。
大抵の問題がある人の場合、この相手をリスペクトする、という感情と、相手を気遣うという、基本的な認識がそもそも出来ていないんですよね。みんな、まずはそこから始めてほしいのですが、これまで甘やかされてきたおじさん世代の大部分は、「新人だから」とか「女だから」とか言ったファクターが先にきており、それが習慣になっているので直らないんですよね。本当に厄介な話です。

妊娠、出産については、男性がまるっきり代わることは出来ませんが、会社としてもまた夫しても出来る限りのサポートは出来るはずだと思います。
ちなみにわたしの職場では、働いている人の大半が女性と言うこともあってか、色々と労働環境に問題はあるのですが(セクハラはともかくも、一部の部署ではパワハラは横行しており、人手不足がそれに輪をかけている)、このことに関してはさすがに理解はかなりあると思います。
わたしも二人の小さな子どもがいますが、保育園のお迎えのために定時で帰っても、突発で休んでも文句を言われたことは一度もなく、むしろ「ちびちゃん、大丈夫ですか?」と気遣ってもらえます。
妊娠、出産はそれが自分の身であっても、妻の話であっても、起こり得る話ですし、それだけの話じゃなく、人生には介護や病気やケガなど色々とありますからね。それぞれが「お互い様」だと気遣っていれば、コミュニケーションもそれなりにうまくいくのではないかと思います。

まあ、実際にやれているところもあるわけですからね。やれないはずはないんですよね。問題は、それを許さない、めんどくさいと考える個人がいたり、またはそういう社風があったりすることで、こういった風潮は女性だけでなく、男性も一緒に声を挙げて変えていくべきかなと思います。

単純に、家庭や子育てなどのことを考えれば、男性にとってもそっちの方が絶対にやりやすく、ありがたい世界になるはずです。それこそ今の働き方改革じゃありませんが、仕事も効率的にやろうと考えるようになりますし、実際に労働意欲が向上し、短い時間で同じ仕事量をこなせれば生産性も上がっていくはずですからね。

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