武田製薬が労基法違反 ホワイト500返上へ

https://toyokeizai.net/articles/-/288079

大手製薬会社の武田製薬が労働基準監督署から5件の労働基準法違反を指摘されたそうです。

具体的には、東京・日本橋のグローバル本社において、労使間で結ぶ三六(サブロク)協定で定めた時間外労働の上限(月70時間)を超過したケースが2件あったのと、就業前後の時間外に勤務の実態がありながら賃金不払いとなっていた案件が1件発生あったそうですが、せっかく6兆円強の大金を投じて欧州製薬大手のシャイアーを買収し、売上高3兆円を超える世界9位のメガファーマに躍り出たというのに、何だかお粗末な話ですね。

しかも、武田製薬は「健康経営有料法人」の認定を受けていて、「ホワイト企業」であることを内外に示しているがゆえに、問題があります。
下手したら、詐欺だと言われてもしょうがない話ですからね。今後、「ホワイト500」と「プラチナくるみん」を自主返上するそうですが、仕方ない話です。

今回の話は、大規模買収の影響があったのと、会社自体がまだ働き方の変化についていけていない部分があったということですが、世界で戦えるグローバルな企業だけにこれを機会にきちんと是正していってもらいたいですね。