骨髄バンクで骨髄を提供したことのあるわたしにとって、骨髄バンクの広告塔になりながらも、性加害をしていたとされる木下ほうか氏はありえない。

「日本骨髄バンク」も困惑…木下ほうかが“逃亡”! 文春砲の事実確認をしたくても連絡取れず、公式サイトから削除

先日の映画監督・榊英雄さんの性加害報道から芋づる式に役者の木下ほうかさんの性加害報道も出てきました。
榊さんと木下さんはプライベートでも親しいということで、類は友を呼ぶということでしょうか。
木下ほうかさんといえば、島田紳助さんの盟友でもありますが、島田紳助さんにも色々と疑惑がささやかれています。
少し前にのマリエさんの告発などが記憶に新しいですね。
何か、何なんでしょうね……多分、仲間内で性加害することが当たり前みたいなノリ……というか役得だと思っているんでしょうね。

もちろすべての業界人がこうした人たちだというわけではないと思います。
先日、映画監督の是枝裕和監督や西川美和監督などが連名で、立場を利用した暴力に対して反対する声明を出しましたが、ちゃんとしている人たちも絶対にいるんです。
でも、やっぱり一部の人たちがね……。

そして、木下ほうかさんに至っては、骨髄バンクで「いい人」の作り上げていたのにこれですか。
報道内容が事実であると仮定すると、これは本当にいただけない話です。
骨髄バンクを利用していると言っても過言ではないですからね。

実はわたくしごとですが、わたしも以前骨髄バンクに登録していて、実際に骨髄を提供したんですよね。
でも、別にそれでいい人だなんて思われたくないですよ。
近くで倒れそうになっている人をとっさに手を出して支えた……そんな感じでやったに過ぎないですよ。
別に有名人が骨髄バンクを広めるために広告塔になることを批判しているのではありません。
実際にそうした人が広告塔になることで、事業の認知が社会に広がるという効果はあるでしょう。
でも、それをやる人が、裏で人権を無視するようなことをやっているのは、話になりませんよ。
しかも、木下さんは未だに逃げ回っているようで釈明すらしていないとか。

DVをしている人や性加害者などはよく普段はいい面を見せる、特に社会や他人の目に対しては、まるでカモフラージュをするようにうまく騙しているんですよね。
報道が事実だとしたら、骨髄バンクが上手く利用されてしまったと言えますね。
まあ、すべてがそうでないにせよ、少なくともそうしたところはあった、そして事実としてそうやって「いい人」に見せることで虚像を作り上げて、自分を売れっ子とし、そして売れっ子として立場の弱い人たちに加害行為を働いているのですから。
かなり酷い話だと思います。
同じ骨髄バンクで骨髄を提供した身としては、非常にありえない話であり、腹が立つ話です。