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弦巻 星之介

「なめらかな世界と、その敵」 著 伴名 練

「なめらかな世界と、その敵」  著 伴名 練 今後の日本SF界を引っ張っていくであろう、伴名練さんの短編集です。 6つ作品が収められていますが、どれも面白いです。大抵短編集って、微妙なものも混じっていることが多いんですけれど、ホントにハズレが一つもなかったですね。 SF作家として非常に安定、卓越した力の持ち主何だということがこの短編集を読むだけでわかります。 ラインナップとしては、表題にもなってい […]

他の市町村も真似るべき明石市の子育て支援

明石市「9年連続人口増」実現した子育て民主主義泉市長「子どもを増やすには商人を儲けさせよ」 明石市のこの子育て支援はとてもいいと思います。ようするにお金をばら撒くのではなく、徹底した現物支給をしていくという話ですね。 オムツ代とか給食費を無料にしてくれるのは、子育て世代にとってはかなりありがたい話ですよ。 そして子育て支援に力を入れれば、余裕が出来た分、子育て世代がお金を使ってくれるようになるので […]

「ベイビー・ブローカー」

「ベイビー・ブローカー」 韓国/2022 「万引き家族」の是枝監督が韓国で撮った作品ですね。 是枝監督は一貫して家族の在り方について深掘りしていますが、この作品も例に漏れずにテーマはそこにあり、しかも「万引き家族」よりもさらに深化しているように思えました。 物語はいわゆる日本でいうところの赤ちゃんポストに捨てられた赤ちゃん、ウソンを巡る話なのですが、慈善団体の職員とつるんでいた赤ちゃんの仲介を行う […]

出身大学よりも出身高校や出身中学を見た方が、その人間の地頭の良さがわかる

「Fランク大学卒を採用してハズレたことがない」そう断言するひろゆきが履歴書で必ず確認すること これ何かわかります。 面接の際に、出身大学よりも出身中学や出身高校の名前を見た方が地頭がいい人が確実に採用できるという話ですが、その通りだと思います。 確かに、出身大学だと、受験をせずにそのままエスカレーターで上がってきている人や、推薦で上がってきている人がいるのですが、中学や高校で難関の進学校に受験で入 […]

誰が日本の最低賃金のUPを阻んているのか?

最低賃金を巡る「大矛盾」、正社員増加でも解決しない問題の本質とは これは確かにそうかもしれませんね。 欧米先進国との最低賃金の格差がここのところハッキリと現れるようになっているのですが、なぜ最低賃金が上がらないのかという話です。 まずこの記事にもあるように、政治家にしてもメディアの人間にしても大抵の場合は、最低賃金とは程遠いところで働いている人々なので、最低賃金で生きるということの感覚がまったくわ […]

自民党や経団連は、まず自分たちの過去の政策の過ちを調査して認めるべき

先進国で日本だけ低賃金なのは自民党と財界による”賃金抑制策”の結果である なぜ非正規雇用が増え、日本人の賃金が上がらなくなってしまったのかを端的に歴史的な事実を追った話ですがわかりやすいですね。 こうして単純化してみると、やはり経団連と自民党は日本を競争力のない二流の国にしてしまったという点で罪深いと思います。 長期的な展望を持たず、その場しのぎでやって来たからこそこのよう […]

「20代独身男性の4割はデート未経験」を改善するために必要なこと

「20代独身男性の4割はデート未経験」の政府報告書、全部読まなければ見えてこない問題の本質とは 「20代男性の約4割はデートの経験がない」という政府の報告書が話題になっていますね。 まあ、草食化は今に始まったことではありませんが、恋愛自体に依存しなくても自足が出来る世の中になったからか、コミュニケーションそのものがうまく行かず、傷つきたくないが故からなのか、理由は様々だとは思いますが、とにかく恋愛 […]

秋山選手、広島決定! 西武は来るべき主力のFAに備えたか。

理由こそ違えど予想は当たって、秋山選手はカープを選びました。 まあ、何となく雰囲気からしてそんな感じだったんですよね。 西武ではなく、別のところでやりたいという気持ちがあり、その気持ちを誰かが媒介してカープ球団に伝え、この話になったのかなと思います。 まあ、大抵この手の話のほとんどはそうですけれども、交渉の前にほとんど話はついているんでしょうね。 カープの手のあげ方や、秋山選手のコメントからして、 […]

POPカルチャーに没入することでしか、世界を理解することが出来なくなっていることの弊害

90年代米国が罹った「みんな子ども症候群」の正体「スーパーマン」「バッドマン」がヒットした背景 ああ、これは何かすごいわかる話です。 アメリカのジェネレーションXの話なんですけれど、ようするにベトナム戦争後に生まれた世代は、社会運動で何かを変えられるとは思っておらず、どんどんとPOPカルチャーに没入していってしまって、POPカルチャーを通じてしか、自分の感情が説明出来なくなってしまったという話です […]

「華氏451度」 著 レイ・ブラッドベリ

「華氏451度」  著 レイ・ブラッドベリ SF小説の古典ですね。「火星年代記」のレイ・ブラッドベリの代表作です。 アメリカでは、国民的文学のとさえも言われている作品です。 ディストピアものとしては、オーウェルの「1984」と双璧ですね。 ヌーベルバーグの時代に、フランソワ・トリュフォーが映画化したことでも知られています。 さて、内容なんですが、いわゆる「焚書」がテーマである作品で、深いです。 本 […]