AUTHOR

弦巻 星之介

ユニリーバが広告から「標準」という言葉をなくす方針

ユニリーバ 広告などから「標準」をなくす 多様性尊重の動き イギリスの日用品大手であるユニリーバ」が美容クリームなどのパッケージと広告から「標準」という言葉をなくす方針を発表しましたそうです。 確かに冷静になって考えてみると、肌や髪の色や性質は人それぞれ違うわけで、白人の標準がみんなの標準ではないということですね。 何となく当たり前のことだと思っていてやり過ごしてきた言葉も、こうして改めて多様性の […]

AIが選ぶ日本の好ましい未来

AIを使ってシミレーションをした結果、少子高齢化社会が進む日本がどう進むことが望ましいのかを分析した記事でした。 まず「都市集中型」と「地方分散型」で大きく分岐する可能性があるそうですが、AIが弾き出した答えは「地方分散型」の方がより望ましいそうです。 まあ、これはわざわざAIに頼らなくても肌感覚でわかる話ですよね。 東京だけが栄えてもどうにもならないことは明らかで、そもそも地方の支えがなければ、 […]

保育士の賃金が安い理由を知ってほしい

ついに判明した「不当に低い保育士給与」の実際過酷な労働環境のなか子どもを守れるのか 保育士の賃金がなぜ低いのかを説明している記事ですが、これはこの通りですね。 基本的に保育士一人に対して行政が公定価格の人件費として支払っている額と実際に賃金として支払われている額に大きな隔たりがあるんです。 金額にしてだいたい100万くらいから200万くらい。 それで何でそんなことになっているかというと、「委託費の […]

日本人が出稼ぎに行く未来を止めるために、今すぐわたしたちがするべきこと

平均賃金は韓国以下…「貧しい国」になった日本が生き残るための“新常識” 日本の賃金の平均が韓国よりも下になり、もはや将来的に多くの日本人が中国や東南アジアに出稼ぎにいくことが確実だという記事でした。 悲観するのではなく、現実を受け入れてそうした中で生き延びる術を見つけよという話です。 個人的にはこの記事こそ、ちょっと悲観しすぎているのではないかと思います。 諦める前に、まずこの国の現状を鑑みて、今 […]

「環境」に偏る日本企業のサスティナビリティ

日本人に知ってほしいサステナビリティの本質小林いずみさんが指摘する日本の議論のズレ 日本企業のサスティナビリティの現状を書いた記事ですがまったくこの通りですね。 欧米から10年遅れてようやく動き始めましたが、外国がやっているから仕方なくやっている感がまだまだあります。 そして問題なのは、どの企業も大抵、サスティナビリティの話=環境の話オンリーだという点です。 SDGsでは持続可能な社会を作るために […]

5歳児餓死事件に思う、閉鎖されたママ友関係の危うさ

また児童虐待の痛ましい事件が福岡で起きてしまいましたね。 福岡県篠栗町で2020年4月、5歳男児に十分な食事を与えず餓死させたとして、福岡県警は、同町の無職で母親の碇利恵容疑者と知人の赤堀恵美子容疑者を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕したそうです。 赤堀容疑者はまた碇容疑者から生活保護費などをだまし取ったとして詐欺などの容疑で逮捕、起訴されています。 話をざっと聞くと、ようするにママ友して知り合った赤 […]

今年の就職活動の変化から見えてくる中高年の危機

「新卒で専門職」採用に急激に傾く企業のホンネ今までどおりでは20代若手の採用は厳しくなる 急速に時代が動いていることを感じさせますね。来年に向けての就職活動が始まったという記事なのですが、企業にも学生にも変化が起きているそうです。 具体的にはこれまで新卒一括採用の場合、企業も学生も総合職(幹部候補、様々な仕事を経験させた上で、適性のある人間が幹部にされる)を前提に話を進めてきたことに対し、今はその […]

なり手のいない保護司 その解決策を考えてみた

「まるでPTA」「やりがい搾取」高齢化と人手不足にあえぐ保護司、内側からみた課題 犯罪を犯した人を出所後に監察をする保護司が高齢化して人手不足になっているという話でした。 それはそうですよね。PTAはまだ基本的に自分の子どもの話なでしょうがないと思うところはありますが、保護司とか民生委員などをボランティアで求めること自体にかなり無理があります。ていうか、オリンピックなどもそうですが、やたらとやりが […]

先進7ヶ国中最下位の日本の賃金 まず最初にわたしたちがするべきこと

なぜ日本企業は賃上げを抑制するようになったのか 先進7カ国で最下位 日本の賃金が先進7ヶ国中最下位であることを示している記事ですが、なかなかまとまっている記事だと思います。 その理由として、 ①労働組合が機能していない。 ②非正規雇用の増加と役員報酬の高額化 ③雇用流動性の低さ ④内部留保の多さ  と以上の四点を挙げています。 ざっと見ただけで経済格差が広がるのが当たり前だという状況にあることがわ […]

「シェイプ・オブ・ウォーター」

2018年/アメリカ ギレルモ・デル・トロ監督らしいダークファンタジーの世界観を構築しながらも、しっかりとテーマを描いている作品ですね。 ヴェネツィア映画祭で金獅子賞獲ったことを皮切りに、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞と総なめにしたのも肯けます。 テーマは題名が示しています。 シェイプ・オブ・ウォーター。つまり水の形という意味ですね。 人の気持ち、人と人との関係、人と生物との関係は、水の肩のよ […]