https://www.businessinsider.jp/post-184283
共働き世帯の家事をどう分担するのかという問題は難しいですね。
特に小さい子供がいる場合にはなおさらです。
単純にお互いに無理のないようにうまく分けるのが一番いいと思うのですが、そもそも社会のシステムがそれを許していないんですね。
保育園を入りやすくしたり、女性が働きやすい環境を作るべく努力をするのはもはや当たり前のご時世になっていますが、個人的に思うには、それとプラスして男性が育児や家事をすることに対する社会の理解がなさすぎるんですよね。
社会がそんな感じだから、男性も別にそんなにやらなくてもいいんじゃないかっていう雰囲気になっちゃうし、やる気がある人がいても、会社が育休を取らしてくれなかったり、そもそも早く帰してくれない。
まずはその辺の意識から変えていかなくちゃいけませんね。
かくゆうわたしも共働きで子どもを育てていますが、幸い会社の現場の人たちの理解があるのでどうにかなっています。でも、やっぱり会社の上の方には、人手不足のこともあり、やはり「男のくせに」って話をしている人もいるのも事実です。
まあ、嘆いても社会はすぐに変わらないので、とりあえずは嫌でも自分たちでどうにかしなくちゃいけないのですが、とにもかくにも、これは前提抜きで夫婦でコミュニケーションをよくとっていくしかないと思います。
あとはいかにお互いが寛容になり、お互いのためを思って行動できるか。完璧を目指さずにある程度目をつぶれるか。まるっきり二等分にするのではなく、得手不得手をよく話し合って、納得が出来るような分担が出来るのか。
あ、うんの呼吸とか言われますが、たいていの場合はちゃんと言わなきゃわからないんですよね。
しかも、社会のシステム上、何も言わないと自然と女性ばかりが大変な役割を担わされてしまいますし。
実際、会社のCSRと同じで、男の人もある程度やるべきことをやった方が家庭は円満になるし、子どもへの影響もいいですし、老後も奥さんや子どもと仲良くやっていける、つまりはサブステナルな関係を築いていける可能性が高まると思うのですが、あとはいかに今の自分がそこに価値を見出せるかですね。
ただ、やはり個人でどうにかするには限界があるので、せめて子育てをしているお父さんが早く帰ることが許される世の中になることが第一なんだと思います。会社としても、家事や子育てをしっかりとやらせた方がその人の会社への忠誠度も高まりますし、その人がそうやって色々な視点を持つことで、会社に対して役立つアイデアを思いつくかもしれませんし、またみんながお互い様って話になれば、職場の雰囲気だってよくなるかもしれませんしね。